風の子保育園の実践ブログblog

需要と供給?!(3歳児 つき組)

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園庭の木々は葉を落とし、植物も少し寒そうな様子になってきました。

そんな寒い日も子どもたちは元気いっぱいです!!

戸外遊びに出ると、「せんせーい! おにごっこ しよう! せんせいが “おに”ね!」

そんな一言でおにごっこが始まることも多くあります。

 

ある日の戸外遊びで、園庭のあちこちに落ちていたどんぐりの葉を拾い集めている子の姿がありました。手いっぱいに集めて、「せんせい みて!」と嬉しそうな様子。

それを見ていたT先生が、保育室から毛糸とはさみを持ってきました。子どもが持っていたどんぐりの葉を毛糸でぎゅっと結んで束ね、切った毛糸の両端を結ぶと・・・

あっという間にネックレスになりました✨

それを見ていたほかの子も集まってきて、「せんせい わたしにも つくって~!」と順番待ちの列ができました。

 

一つのネックレスに5~6枚の葉っぱを使っていくと、初めに集めてあったどんぐりの葉の山はみるみる小さくなっていきます。

すると、それまでおにごっこをしながらその様子を見ていたAくんが近くにあった一輪車を手にどこかへ行ってしましました。向かった先は・・・どんぐりの木下!

どんぐりの葉を一輪車にたくさん集めてT先生の所に持って行きました。

 

落ち葉を拾ってくるAくん、そしてネックレスを作るT先生、ネックレスが欲しい子ども。

需要と供給の関係の成立です!!

 

誰に頼まれたわけでもなく、自ら落ち葉を拾いに行ったAくん。そして自分が集めてきたものが使われて減っていくことを嬉しそうに見ていました。

ネックレスを作ってもらった子どもたちも、とても嬉しそうな表情で、友だちに見せ、保育者にも見せに来てくれました。

 

社会で行われていることが、子どもたちの何気ない遊びの中でも起きていて、とてもおもしろく感じた出来事でした。

 

槇本