風の子保育園の実践ブログblog

「どっちぼーる したい!!」(3歳児 つき組)

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つき組には、転がしドッチボールのブームがやってきています!!😊

 

「今日も天気がいいから、外でたくさん遊ぼうね!」と、朝の会で子どもたちに声を掛けると、

「きょうも、どっちぼーる する?」と聞かれます。

「ドッチボール、したい?」と、保育者が子どもたちに問いかけると、「したい!!」とほとんどの子どもたちが、大賛成!!

「じゃあ、今日も体操して走った後にドッチボールしようか!」という会話から、朝の戸外遊びがスタートします。

別の遊びを計画していることもありますが、子どもたちの「やりたい!」を受け止め、行うことができるようにしています。

 

さかのぼること1月の初め頃。活動の中で初めてドッチボールを取り入れてみました。

自由あそび中に、年長・年中児に混ざってドッチボールをしたことがある子どもが多かったため、一般的なドッチボール(2チームに分かれて、お互いの内野の人数を減らしていく。当たったら外野になる。)をやってみました。

 

ルールを確認し、いざ、やってみると、なぜか盛り上がらない・・・

子どもたちのルールの理解度を知るために、全体でルールをおさらいした時も、ルールはわかっている・・・

ドッチボールを経験したことがある子どもも多くいる・・・

保育者もゲームに参加してみるも、やはり盛り上がらない・・・

子どもたちは「たのしかった」「またやりたい」と言うものの、なんとなく楽しそうではない・・・

なぜだろう・・・

 

何度も考え、思い切ってルールをとても簡単に、とてもシンプルにしてみました。

それは、『線の中では、絶対にボールに触らない。』

『線の中にいるときは帽子はオレンジ。ボールに当たったら、線の外に出て、帽子を黄色にする。』

 

すると、大盛り上がり✨

初めは、ボールは1つから。保育者が「さあ、転がすよ~!!」などと声を掛けると、「きゃー」と声をあげながら、ひたすら避けて避けて、ボールから逃げる子どもたち。

ボールに当たってしまった子どもたちも、線の外に出て当てる側として楽しみます。

ボールを転がしたくて、誰よりも早くボールを取りに行こうとする子の姿も見られます😊

 

ボールに当たらずに残った“チャンピョン”(最後の1人)になりたくて、頑張る子どもたち。途中でボールに当たってしまった子の中には、ゲームが終わる前から「もういっかい やりたい」と保育者に言いに来る姿もあり、とても楽しんでもらえていることを嬉しく感じます。

自由あそびの時間にも保育者や友だちを誘って転がしドッチボールをしている場面もあり、まだまだブームは続きそうです(*^^*)

友だちと一緒にゲームをする中で、ルールを守って遊ぼうとする意識や、チャンピョンになることができたことを喜んだり、悔しさを泣いて表現したり。そして、“次のゲームで頑張ろう”と自分の気持ちを切り替えたり。様々な成長を見ることができました。

 

子どもたちの姿を見て、子どもたちが楽しむことができていないことに気付き、考えることができ、とても面白さを感じました。子どもたちの楽しさや興味を引き出すことができるように、日々、関わっていきたいと思います。

 

槇本