"先生・・・Sくん、私の言う事聞いてくれん"
困った表情で担任の所へくるYちゃん。
YちゃんはSくんが大好きです(^^)
いつも一緒にいたいし、遊びたい!
でも、Sくんも自分の遊びを楽しみたい・・・
二人の気持ちは時々すれ違います。
5才頃になると自分だけの気持ちを押しつけるだけでなく
相手の気持ちが表情やことばで感じ、相手を思うからこそ言いたい事が言えない
という姿が見られてきます。
❝子ども達は仲間同士で"わかってほしいのにわかってくれない・・・"
という葛藤や悩みを経験します。
そのすれ違いやいざこざの中で生じる気持ちをしっかり経験し
その悔しい思いを保育士に受け止めてもらい応答される事で
自分とは異なる"かけがえのない思い"を持った大事ななかまがいる事を理解していきます。
試行錯誤し葛藤しそれを乗り越え他者とわかりあえるからこそ
仲間と分かち合える喜びを心から味わえるのです。❞
とあります。(資料・3,4,5才児の保育より)
保育園では小さなトラブルから大きなトラブルまで日々何かしらのいざこざが生じます。
"先生~"と助けを求めて来た時はいったん"うけとめる"事を心がけています。
そうすると子ども達は安心して、自分なりに気持ちに折りあいをつけて
再び遊びに戻っていきます。
やっぱり"仲間と一緒に過ごす時間がかけがえのないもの"であるのを
子ども達は知っているからでしょうね。
年長らいおん組での生活も残り3ヶ月になりました!
ひとりひとりが自分の"思い"や"気持ち"を出し合い
この貴重な日々を過ごした"仲間"と楽しく過ごせるようにしていけたらと思います。
そして、頑張っている姿に丁寧に"よりそう"保育が出来る様努力していきたいと思います!