緑ケ丘保育園の実践ブログblog

観察を通して【4歳児 ぞう組】

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 雲ひとつない青空と賑やかな蝉の声に、夏本番を感じるこの頃。子ども達は、暑さに負けず、夏の自然に触れながら、元気いっぱい遊びを楽しんでいます。

 先日までクラスでお世話にしていた、カエル3匹とお別れし、少し悲しげな様子の子ども達でしたが、これを機に、図鑑を持ち出し、「カエル」についてみんなで調べるようになりました。カエルの種類や、鳴き方、カエルの卵など、図鑑の中から色んな発見がある中、カエルの前は「オタマジャクシ」だったことに気がついてくれたお友達がいました。

 オタマジャクシからの成長過程に興味津々な子ども達、そんなある日のこと、その様子を見かけたクラスの担任がオタマジャクシをたくさん見つけて保育園に持って来てくれました!

 オタマジャクシが可愛くてたまらない子ども達は、毎回「おはよう」「げんき?」「おおきくなってね」とたくさん声をかける姿があり、見ていてとても微笑ましいです❤︎

また毎日観察をしている子ども達なので、日に日にオタマジャクシについての知識が増え「せんせい、しってる?オタマジャクシはパンをたべるんだって」「いや、かつおぶしもたべるとばい」と教えてくれます!

私たち保育者より詳しすぎて、びっくりしちゃいます(笑)

 そして、先日やっとオタマジャクシに足や手が生えてきて子ども達は大喜びです!!「はやくカエルになあーれ❤︎」の言葉かけが毎日の日課となり、みんなでオタマジャクシの成長を楽しみにしています♪

 虫や生き物が大好きなぞう組さんは、4月から今までアリの巣観察や、イモムシ、セミ、カブトムシ、カエルなど色んな生き物に触れ、観察を楽しんできました!

観察を始めてから気づいたことがあります。それは、生き物に対しての接し方や言葉かけが優しい事です。カブトムシには「ゼリーおいしい?いっぱいたべてね」と声を掛けたり、カエルが餌を食べないときは、「おなかいたいの?大丈夫?」と声を掛けたり、色んな場面での言葉かけが丁寧で優しいぞう組さんでした。

生き物の観察を通して、『生き物の命の大切さ』や『優しくすることの大切さ』を学んだ様でした!これも一つお勉強ですね!

これからも生き物を大事にするのと同じ様に、お友達や家族、身近な人を大事にしら誰にでも優しいぞう組さんでいてほしいなと思います。

 さて、カエルになるのは明日かな?明後日かな?明々後日かな?毎日ドキドキワクワクな子ども達です✨みんなでカエルになる瞬間を観察していけたらいいなと思います。

                       西山