白川保育園の実践ブログblog

「見立て遊び」1歳児もも組アンパンマンチーム

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  朝の登園後は部屋やホールを使って遊んでいるもも組ですが、ホールでは室内ブランコや車・マットなど体を使った動の遊びを、部屋ではブロックやままごと・穴通しなど静の遊びと分けています。子ども達は保育園での生活にもすっかり慣れて、登園するとすぐに自分の好きな遊びを見つけて遊び出す頼もしい姿も見られるようになりました。ブロックも少しづつ繋げるようになってきて、指先の力がついてきたことを感じます。
   先日、ブロックで遊んでいたMくんが1個また1個と上手に繋げていました。少し長くなったのでMくんが床に置くと、まるで一本の道か線路のようになりました。すると何かひらめいたようで、そこに一つ車のおもちゃを持ってきて、載せて「ブッブー」と走らせ始めました。それを近くで見ていた担任は「わぁ〜道みたいだねー」と言うと自分がしていることをわかってもらえたことが嬉しかったのか「うん」とうなずき嬉しそうに遊びを続けていました。
   Mくんのしていることを近くで見ていたお友だちも加わってブロックを繋げて道を長くしたり、違う車を持ってきて同じように走らせ始めました。Mくんもお友だちと一緒に遊びが広がって楽しそうでした🎵

「道ができたよ〜」

「ブッブー」

  自己主張が強くなるこの時期、友だちが使っている物でも自分の物にしたいという気持ちになり、自分がしている遊びを邪魔されたと怒ったりトラブルになることも多くなるのですが、Mくんはむしろ友だちと一緒に遊ぶことを喜んで、加わった友だちと一緒に楽しさを共感していて子ども達の成長を感じた瞬間でした♡またブロックを繋げて道に見立てたイメージも共有できて、一緒に楽しむ姿にも感激しました!
   毎日一緒に過ごす中で友だちの存在が気になり始め、興味を持ち、まねをして遊んだり関わろうとしたりしています。友だちと一緒に遊ぶ姿を見守りながら、その時の子ども達の楽しい気持ち・嬉しい気持ち・そして嫌な気持ちも保育者も共感することを大切にしていきたいと思います。そして自分の思いどおりにできた充実感や満足感を感じられる環境設定も意識していきたいと思います。