「台風鬼をやっつけろ⁉」
運動会の3日前。雨の予想に、てるてる坊主作りを考えていた担任。しかし今回の相手は台風。てるてる坊主ごときでは太刀打ちできないと思い(笑)、他に願掛けできる物はないかと物色していました。すると目についたのが、プール遊びで使用していたペットボトル。
「もうすぐ捨てられる運命のボトルたち・・・」
(そうだ、ペットボトルボーリングをしよう!)と思いつきました。
造形教室の時に余った色画用紙を鬼の形に切り、子どもたちに顔を描いてもらいました。出来上がったのは、意外と可愛い鬼たち(笑)。これを「台風鬼」と呼ぶことにしました。
「オレたちを倒せるものならやってみな!」
「台風鬼を全部倒したら、台風は来ないんじゃ?」というTくんの一言から、「台風鬼ぶっ飛ばしゲーム」が始まりました。
「ボクが全部倒してやるよ!」
レーンを2つ作ったのですが、それぞれにピン並べの担当がいて、子どもたちだけで盛り上がっていましたよ。
「ピン並べは私に任せて🎵」
簡単なようで、あと一本が倒せなかった子どもたち。そしてついにRちゃんが全部倒すと、大歓声が・・・。
「これで台風もどっかに行っちゃうね!」とYくん。果たして、子どもたちの願掛けは成就したのでしょうか?・・・はい、見事に台風がどこかへ行き、無事運動会が行われましたよ。さすが、しらかわっこパワーですね!
そうそう、自分の手で作った「台風鬼ボトル」は、みんな「持って帰りた~い!」ということでしたので、持たせましたよ。どさくさまぎれにペットボトルのゴミを処分したわけではありません(笑)。れっきとした作品ですよ!
林信彦