園では、卒園するさくらさんのために年中児が絞り染めのハンカチを贈るのが恒例となっています。
12月の造形教室では、まず絞り染めに取り組みました。
さとちゃん先生の話を聞いて、今回の制作がさくらさんたちへのプレゼント作りということを知ったひまわりさんたち。とたんに、いつもよりも真剣なまなざしになりましたよ。
絞り染めをするために、ビー玉を布で包み輪ゴムで巻くという工程があります。
「これが難しいんだよね・・・」
指先を上手に使わないとなかなか思うようにはいきません。毎年、「できないよ~!」と断念するお友だちもいるのですが、今年は違いました。器用なお友だちが、難しそうにしているお友だちを手伝っていましたよ。協力して作業をする姿に、成長を感じた担任でした。
「やっとできたよ!」
それをクリアすると色水につけて、染まるのを待ちます。
「うまく染まりますように!」
1時間ほどつけて、軽く水洗いし脱水すると、綺麗に色がついたハンカチが出来上りました。
「見て、素敵でしょ?」
染まったハンカチに、園のマークを入れると完成です。
今回は初めて自分のためではなく、相手を想っての制作となりました。思いを込めて作ったハンカチ。手渡しするのはもう少し先になりますが、それまでさくらさんたちとたくさんの思い出を作ってほしいと願っています。お別れの涙で、ハンカチが必要になるのは、ひまわりさんの方かもしれませんね・・・。
林信彦