白川保育園の実践ブログblog

「商品誕生秘話」 4歳児ひまわりぐみ

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「商品誕生秘話」
 

  各クラスの皆様、ひまわりショップへの御来店、ありがとうございました。おかげさまで全ての商品が完売しましたよ!
 実は「楽器屋さん」で販売したマラカスには秘密がありますので、こっそりお伝えしますね。

「雪ダルマラカスよ!可愛いでしょ?」

 ヨーグルトカップの中に入っているのは大豆。しかしただの大豆ではありません。豆まきの時に使用した大豆です。床に散らばっていた大豆を皆で拾い集めた後、「これ、どうしようか?」と話し合いました。
年の数だけ食べるのが一般的ですが、ひまわりぐみでは「また鬼が来たら困るからとっておこう!」ということになりました。
 お店屋さんの商品作りの時、プリンカップの中にペットボトルキャップを入れてマラカスを作ったHちゃん。それを見たKちゃんが、「豆を入れたら良い音がするかも?」と提案しました。そこで試作品作りが始まりました。

「豆を10粒入れて・・・。」

 ペットボトルキャップよりも響きが良かったので、増産開始。「顔を付けたら可愛いと思うなぁ。」とRちゃんが呟いたので、それも採用。こうして「雪ダルマラカス」が完成しました。

「可愛い顔ができました🎵」

 「鬼退治の豆が入っているから、このマラカスを鳴らすと鬼が逃げるかもね!」と担任が言うと、それを売りにしよう!と決定。
 というわけで、マラカスをお買い上げ頂いたみなさ~ん、楽器としてだけでなく鬼よけとしてもご活用下さいね(笑)。
 アイデアを出し合ったり、試作品作りをしたり、お店屋さんごっこを通して、子どもたちの成長を感じました。廃材だけでなく、投げた豆まで再利用するとは、なかなかのアイデアマンです。紙やスポンジの切れはしさえ、カップに入れて「パフェ」として販売しましたからね。子どもたちにとって「ごみ」という概念はあまりないのかもしれませんね。
 たくさんのマラカスを作ったので、豆もなくなったかなと思いきや、クラスの分の豆は残している、ちゃっかり者のひまわりさんたちでした(笑)。

林信彦