白川保育園の実践ブログblog

「水たまり」1歳児もも組アンパンマンチーム

カテゴリー:白川保育園の実践ブログ

 

  先日の戸外遊びの時のことです。その日は前日に雨が降ったので、芝生広場には所々水たまりができていました。最初は大好きな築山やローラー滑り台で遊んでいた子ども達。その中でIくんが水たまりに近づき、水の中をのぞき込むと…水の中に指をそっと入れ始めました。Iくんの様子に気付いた子ども達。何をしているのか興味を持ったようで〜一人二人と水たまりを囲むように集まりました!いつもは何もない所に現れた水たまりに子ども達が興味を示さないわけはありません‼︎同じように指を入れてみたり、近くにあった木の枝を持って来て水面をつついてみたり、シャベルを持って来て水をすくったりーーと思い思いに遊び始めました。

「みずだーー❗️たのしいね🎵」

  他の水たまりにも気付いたMくんはそちらへ移動。そして、近くに落ちていたセンダンの実を拾って一つ水たまりにポトンと投げるとーー水面が揺れたり、しぶきが上がるのが面白かったのでしょうね〜♡もう一個拾ってポトン、またポトンと投げて楽しんでいました🎵それを見て、また子ども達が数人寄って来て、同じように水たまりに木の実を投げて楽しみました(^.^)

「わぁ〜ポチャンとなったよ!」

  子ども達にとってはいろんな所が遊び場所。「あれ?何だろう⁉︎」と興味を持った所で立ち止まったり、そっと手で触れたりすることから始まって夢中になって遊ぶことも…特に土・泥・水等の身近な自然は子ども達の興味や好奇心をくすぐる物として大切に捉えています。
感触を味わったり、楽しむ子ども達ですが…以前は手が汚れることを嫌がったり、なかなか触ろうとしない子ども達もいました。体調等も配慮しながら夏に、砂・泥んこ遊びや水遊びを楽しむ経験をたくさんしていく中で少しずつ触れられるようになったり、大好きな遊びへと変わっていきました。保育者も一緒に遊びながら「汚れてもいいんだよ。」「濡れてもいいんだよ。」「汚れたら洗うときれいになるよ。」と実際に知らせ無理なく慣れていくようにしました。その中で“楽しい♡”と思う経験を重ね、友だちと楽しさを共感し合いながら〜自然との関わり、生命尊重の心が育ちつつあります。四季折々の恵まれた自然環境を生かしながら、子ども達の興味や好奇心、発想を受け止めて、思う存分楽しめる経験をこれからも大切にしていきたいと思います。

田中 弥生