白川保育園の実践ブログblog

「泥だんごに挑戦」1歳児もも組アンパンマンチーム

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  先日戸外に出ると、園庭の一角で砂遊びをしているKくんに気付きそばに行き一緒に遊び始めたIちゃん。Kくんは湿った砂を手に持ってこねこねしていました。「何を作っていると?」と尋ねると「だんごー!」との答えが…どうやらKくんは泥団子を作りたい様子でした。それを見てIちゃんも同じように砂を手にしてこねこねしますが、全然固まりません。

「こねこね まるくなるかな⁉︎」

「そうか、団子を作っているんだね〜先生もしていい?」と聞くと「いいよ〜」とKくん。早速一緒に作ることにしました‼︎粒の大きな砂では水を含んでもなかなか固まらないのでーー砂をどかしてその下の固い土に水を混ぜることにしました。「水を持ってこようか〜?」と容器を持って立つと、一緒に付いて来たKくんとIちゃん。担任がどうするのかがすごく気になる様子で、水を固めの土の上に混ぜると、同じようにジャーと混ぜる二人。そして湿って少し柔らかくなった土を少しずつすくって手のひらにそれぞれ載せてあげるとこねこねし始めました。担任も土を手のひらに載せてぎゅっぎゅっと丸め始めるとーー二人もぎゅっぎゅっと合わせてし始めました。それでも丸くすることは難しくて、少し形になりかけたと思ったら…壊れてしまいました。壊れてもまた土を手にして再挑戦!

  おそらくKくんは大きいクラスのお兄さんお姉さん達が泥団子を作っているのを見て、憧れから興味を持って見様見真似で始めたのでしょう。泥団子は奥が深く、土選びから水加減、こねたり丸めたり、さら粉付けて磨いたりと難しさがあります。それらは何度も作る中でで失敗しながら感じたり、身についていくことでしょう。二人共形にはなりませんでしたが…何回も飽きずに挑戦する姿を見て、憧れの気持ちの強さや土や水の感触が心地良かったのかな〜と感じました🎵
その様子を見てCちゃんも加わりましたよ!友だちが楽しんでいる姿は周りにも連鎖していきます。こうやって一緒に同じ事を楽しみ、関わる中で共感したりと友だち関係も繋がっていくのです(^-^)v

「わたしもするーー」

  またお兄さん・お姉さん達を模倣する模倣力や観察力も育まれていきます。失敗を重ねながら少しずつ泥団子の形になっていくことでしょう。でも作りやすいように軟らかい土を用意したり環境設定も整えて、その経過もしっかり見守っていきますね!今は砂や土・水などの自然にたくさん触れて五感でしっかり感じられる体験をしていきたいと思います。

田中弥生