「小鬼作り」
先週のブログの続きです。
自宅でも鬼退治ができるように作った「小鬼」。いくつかねらいを持って製作にあたってみました。
① はさみを使うこと・・・線を引いた色画用紙をはさみで切る。鬼の角は直線切り、鬼の顔は曲線切りする。
これまで直線切りは何度も経験していますが、初めて曲線切りにチャレンジしてみました。おうちでもはさみを使う機会が多いお友だちは、線に沿って器用に曲線切りができていましたよ。
「ま~るく切るんでしょ?簡単!」
切る快感を覚えたKくんは、はさみを進め過ぎてみじん切りになっていましたが・・・(笑)。
②お箸を使うこと・・・鬼の体はヨーグルトカップで作りその中に大豆を入れる。大豆を入れる時にお箸を使う。
今回は実物の豆をまかずに新聞ボールで代用します。豆のことも知って欲しいため、何かに使えないかなと思い、カップの中に入れることにしました。その際、手で入れるのは簡単ですので、箸使いの練習を兼ねて「箸掴み」にチャレンジしてみました。
「落とさずに入れられるよ!」
普段からお箸を使っているお友だちはあっさりと掴めていましたが、慣れないお友だちは苦戦していました。手を使わないことをねらいとしていましたので、どうしてもできないお友だちにはスプーンを用意して豆移しができるように援助をしました。
③数を数える・・・カップに入れる大豆は一人5個ずつとする。
入れる個数を決めることで数に対する興味が持てるように働きかけました。「い~ち、に~、さ~ん」と数えていたIくんのカップにはなぜか10個以上大豆が入っていました・・・(笑)。面白くてお箸を止められなかったみたいです。
最後にクレヨンで顔を描き入れると、様々な表情の「小鬼」が出来上りました。
「小鬼で~す♪」
本来は新聞ボールをぶつけて倒すマスコットのつもりでしたが、みんながシャカシャカ振って音を鳴らすため、「小鬼マラカス」に変身しました(笑)。
鬼退治ゲームとして使うも良し、楽器として使うも良し、楽しい節分アイテムができました。
さて昨日の豆まきでは・・・。青鬼登場に逃げ出したすみれさんたちでしたが、鬼退治ゲームを思い出し「鬼は外~!」と新聞豆をぶつけて、何とか鬼を追い出すことができましたよ。
「早く出て行って~!」
鬼が去った後にお昼ご飯を食べたのですが、鬼が戻ってくるのでは?と心配になったのか、大好きなお魚が喉を通らないすみれさんたちでした(笑)。
林 信彦