白川保育園の実践ブログblog

「できたよ!帽子キャッチ!」 4歳児ひまわりぐみ

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「できたよ、帽子キャッチ!」

  先日、ひまわりぐみになって初めての体操教室がありました。本来なら、4・5歳児クラスのみ参加できる体操教室。例年なら1回目の時に「どんなことをするんだろう?」と不安になるお友だちもいます。ところが、3歳児の時に一度だけ特別に参加できたことがあったので、みんな期待感を持ってのぞんでいました。
 高田先生を見かけると「おはようございます!」と近寄っていくお友だち。(今日はどんな面白いことを教えてもらえるんだろう?)と瞳をキラキラさせています。
 前回はボールやフラフープを使ったのですが、今回高田先生は手ぶらでした。「今日はみんなが持っている物で遊びます。」とおっしゃると、勘の良いHくんが「帽子!」と叫びました。「そうです。帽子で遊びます。」ということで、まずは帽子を脚にはさんで歩くゲームが始まりました。

「そろりそろり、落ちないようにゆっくりね。」

  ヨチヨチペンギン歩きをした後、「次はうさぎさんになって跳んでみよう!」とステップアップ。

「ピョンピョンうさぎで~す♪」
 
 両足ジャンプは得意のお友だち。でも帽子がはさまっていると勝手が違うようで、なかなか進まない子も。それでもニコニコと楽しそうに取り組んでいました。
 「今度はお空に投げてみよう。地面に落ちる前にキャッチする遊びだよ。」と新しいゲームが始まりました。ボールキャッチも上手になってきたひまわりさんですから、帽子キャッチは楽勝かなと思いきや、みんな大苦戦。なぜなら「風」という強敵がいたからです。この日はたまたま風が強く、運動するには気持ち良かったのですが、このゲームにとってはバッドコンディションでした。しかし難しければ燃えるのがひまわり女子(笑)。男の子たちが諦める中、黙々と取り組んでいました。そしてついに・・・!

「キャッチできたよ!」

 Mちゃんがキャッチすると、男の子たちも復活参戦。何度もやっているうちにキャッチできるようになりました。

 身近な物でも遊びに使えることを知り、ゲームをクリアしたことで達成感を覚えたことでしょう。「自分にはできない」とお友だちと自分を見比べるようになる4歳児期。今回の体操教室みたいに「自分にもできるかも?」とチャレンジできるような遊びを活動に取り入れ、次の意欲に繋がるようにしていきたいと思います。

林 信彦