「走りなわとび」
初夏を思わせるような暑さの中、涼を求めながら戸外遊びを楽しんでいるひまわりさんたち。木かげがある虫の森が大人気です。意外と穴場なのが体育館。夜の冷気が残っているのか、そこまで暑さが感じられません。サーキットコースを作ったり、カラーマットで色鬼を楽しんだり、雨天に限らず体育館を活用しています。
最近盛り上がっているのが「なわとび」です。体育館なのでもちろん靴を脱いで取り組んでいます。裸足なので身軽に感じるのか、戸外でやる時よりも軽やかに跳んでいる女の子たち。
「見てよ、このジャンプ!」
体育館だと、 気になる虫もいないので(笑)、男の子たちもなわとびに集中できています。
「なわとびもやってみると面白いね♪」
これまで長縄遊びがメインでしたが、一人用のなわを使っての「走りなわとび」が主流になってきました。
様子を見ていると、なわを前に回すのに苦労しているお友だちがいました。そこで秘密兵器を投入。持ち手に広告紙を巻いて長くするだけで、簡単に前に回せるようになりました。
「これが秘密兵器よ!」
「できたよ!」
コツを掴んだKちゃん。翌日には「これ、もういらない!」と言って広告紙を外すことを決意。持ち手サポートなしでも跳べるようになっていました。
4歳から5歳にかけて、「走りながらなわを回して跳ぶ」という複雑な動きができるようになります。もちろん個人差はありますので、簡単に出来ないお友だちもいます。そこで力を発揮するのが持ち手サポートです。自転車でいうと補助輪みたいな物です。まずは持ち手サポートに頼りながら回す楽しさを味わってもらいたいと思います。
出来ない時は曇天のような表情をしていたお友だち。コツを掴んで出来るようになるとおひさまのような笑顔が輝いていました。梅雨があける頃には、たくさんの笑顔の花が咲くことを期待しています。
林 信彦