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「変則かくれんぼ」 4歳児ひまわりぐみ

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「変則かくれんぼ」

 

  先日、6月の誕生会を行いました。誕生者をお祝いして、誕生者のやりたい遊びをみんなで楽しむというのが、クラスでの誕生会の流れとなっています。いつもなら複数の誕生者で話し合って遊びを決めるのですが、6月生まれはSくんだけでしたので、Sくんに決めてもらうことにしました。やりたい遊びは「かくれんぼ」ということでした。数日前にSくんのリクエストDayをした時も「かくれんぼ」でしたので、今回は少しアレンジしてみることにしました。

 時々、リレーをする時にバトン代りに使っているぬいぐるみのピカチュー。今回はそのピカチューにかくれてもらい、みんなで探し、1番に見つけたお友だちが次の場所にピカチューをかくすというルールにしました。

 まずは誕生者のSくんがピカチューをかくします。

「ここならどうかな?」

 

 「もういいよ!」という合図で、かくれんぼスタートです。「どこにいるの、ピカチュー!」と叫びながら探すひまわりさんたち。もちろん、ピカチューが返事をするはずもありません(笑)。かなり難しい場所にかくしたので、見つかる気配がありませんでした。そこで、担任がヒントを与えることにしました。「ピカチューはここにいます。」とデジカメの画像を見せると、場所を推測し始めるお友だち。

「見覚えあるかな~?」

 

 すると一目散に駆け出すKちゃん。場所が特定できたみたいです。そしてついに・・・。

「見つけたよ!」

 

 得意気にピカチューを掲げるKちゃん。「私もわかっていたのに・・・!」と悔しがるSちゃん。様々なドラマを展開しながら、変則かくれんぼは続きました。

 

 普通のかくれんぼは3~4回鬼を交代すると、途中で飽きて参加者が減っていく傾向があるのですが、この遊びは担任が「そろそろご飯にしようか?」と声をかけるまで、盛り上がっていました。「宝探し」と「謎解き」の要素が含まれていたので、面白かったのでしょうね。園庭を走り回り、思考回路もフル回転させて、ピカチューを探しあてたひまわりさんたち。誕生会のごちそうを食べた後は、お布団でグッスリでしたよ。

 

林 信彦