「マリオサーキット」
フェスティバルの技巧走はテーマが「鬼滅の刃」でしたが、直前まで「マリオ」をテーマにするか迷っていました。それだけ「マリオサーキット」が盛り上がっていたからです。
少しだけ「ひまわりだより」に記載しましたが、楽しそうな写真を添えた上であらためて紹介しようと思います。
「サーキット」とはマットや平均台、鉄棒を組み合わせたコースのことです。「もうやめようか?」と声をかけるまで遊び続けるほど、ひまわりさんたちが大好きな遊びです。そこに、MくんのリクエストDayで楽しんだ「マリオごっこ」を組み合わせてみました。
はじめは「ピーチ姫」(女の子たち)を助けるために男の子たちがサーキットコースを進み、待ち構えているクッパ3人衆とジャンケン勝負をするという内容でした。ジャンケンで勝てばピーチ姫を1人選んで助けることができ、負けたらスタートからやり直しです。
すると突然、コースの途中にKくんが立ち塞がりました。「カニのクリボーだよ!」と宣言したKくん。どうやらクッパに仲間入りしたみたいでした。
「ボクにタッチされたらスタートに戻ってね!」
それを見たクッパ役のHくんは、「ボクもやろう!」と言って、コースのトンネルの出口でピコピコハンマーを振り始めました。もぐら叩きみたいに出てくるお友だちを叩くのではなく、一定のリズムで上下することで、タイミングをつかめば通れるようにしたみたいでした。
「行くなら今じゃない?」
さらにRくんは、「ボクはボールを当てるクッパになる!」とどこからかやわらかいボールを持ってきました。
「いくよ~♪」
「はい当たった!やり直しだよ。」
一気に難易度が上がったので、男の子たちの闘志に火がつきました。さらにピーチ姫として待機していた女の子たちも、コースクリアにトライし始めました。そしてもともとクッパ役だったSくんも、役を放棄してコースにチャレンジしていました(笑)。
子どもたちのアイデアで新しい遊びが誕生した瞬間を間近で見て、「これは面白い!」
と思わず感嘆の声をあげた担任でした。フェスティバルでも披露した「ボール取りゲーム」に匹敵するほどの面白さでした。
「マリオサーキット」は最近では戸外にも進出しました。うんていにぶら下げた「マリオカード」をゲットするコースが大人気です。
「遠くまで行けばスターカードがゲットできるよ!」
「マリオカード」のおかげで、これまでうんていに興味がなかったお友だちもやり始めるようになりました。やってみれば遠くまで行けるお友だちも多く、あらためてしらかわっ子の根性を目の当たりにすることができました。
ここではMくんが率先して「カード集め係」をつとめ、外れたカードを吊るした洗濯ばさみにはめていましたよ。担任が中に入らなくても、自分たちで役割を決め遊びを進める姿を見て感心しました。
フェスティバルを終え、少しずつ年長さんに近付きつつあるひまわりさんたち。また新しい遊びが生まれましたらブログにて紹介しますね。
林 信彦