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「まじめ忍者からのプレゼント⁈」 3歳児すみれぐみ

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「まじめ忍者からのプレゼント⁈」

 

   今年のクリスマス製作は「まつぼっくりツリー」にしようと考えていました。

 せっかくなので、サプライズを用意。すみれさんたちが大好きな「まじめ忍者」から手紙が来て、宝探しを楽しむというストーリーを考えました。

 まずはフェスティバルの「手裏剣探し」で使用した5つの忍者BOXを、子どもたちに見つからないようにグラウンドの隅々に隠しました。そのうちの1つに人数分のまつぼっくりを入れておきます。仕掛けができたところで、子どもたちのところに戻り、手紙を取り出しました。

 「みんな、見て!まじめ忍者からお手紙が届いたよ!」と伝えると、「え〜!」と驚いた後、「なんて書いてあるの?早く読んで!」と催促。

 「まじめ忍者がお宝を隠したんだって。見つけたらみんなにあげるってよ!」と内容を伝えると「やったー!」と大興奮。

「まじめ忍者からのお手紙だよ!」

 

 「みんなが手裏剣を探した時のことを思い出して。」と読み上げると、「わかった!フェスティバルのことだ!」

「あの箱の中にあるんだよ!」となかなかの名推理。「グラウンドにあるんじゃない?」とMくん。早速、みんなでグラウンドに向かいました。

 すぐに1つめの忍者BOXを発見。

「・・・入ってないね。」

 

「ここにもないや・・・。」

 

4つの忍者BOXは簡単に見つかりましたが、全て空でした。「あと1つあるはず!」と探し回るYくん。するとついに見つけました。

「あったよ〜!」

 

 そこには沢山のまつぼっくりが。

「やったね!このまつぼっくりで何か作ろうか?」と担任が提案すると、Yくんが「クリスマスツリーはどう?」と答えました。なかなか勘が鋭い!

「そうしよう!」とお友だちも賛同。

 こうしてクリスマス製作は「まつぼっくりツリー」作りに決定しました。

 

 忍者からの手紙を本気で信じるところ。文面から宝のありかを推測するところ。目の色を変えてお宝を探すところ。まつぼっくりをツリーに見立てるところ。まさに3歳児ワールドが花開いていました。サンタさんよりも一足早い、まじめ忍者からのプレゼント。それはそれは大切にすることでしょう。どんなツリーに仕上がるのか楽しみです♪

 

林 信彦