白川保育園の実践ブログblog

「お米を食べれるのってありがたい✨」 5歳児さくらぐみ

カテゴリー:白川保育園の実践ブログ

 

以前、ブログにて稲の天日干しについてご紹介しましたが、今回はその後の様子についてご紹介したいと思います

天日干しをした後、どうすればいいのか絵本を見て調べるさくらぐみさん。調べると、精米をしないといけないことが分かりました!その絵本には、精米の仕方についても記載されており、精米をする為に必要な物も書いてありました。使うのは、牛乳パック・すり鉢・ソフトボール・ビン・おはし・ふるい。早速子どもたちも給食室へ行き、牛乳パックやお箸などを借りて来ていました

まずは、牛乳パックを使って脱穀を行います。稲のもみの部分を牛乳パックに入れ、牛乳パックの口を押さえながら稲を引っ張ると、種もみが稲から剥がれていきます。綺麗に剥がれ落ちるのが気持ちよくて、子どもたちも「お〜すげ〜!」と感動していました!

 

  

「脱穀してます!」

 

脱穀が終わったら次はもみすり!すり鉢とソフトボールを使用します。種もみをひとつまみすり鉢に入れ、ソフトボールで擦り、もみを外していきます。この作業がかなり時間もかかり、力も使うためとっても大変です子どもたちも、「あ〜腕が・・・」と言いながら作業していました!何度か擦り息を吹きかけると、もみがらだけが吹き飛びすり鉢の中には玄米だけが残ります✨「何でお米は飛んでいかないんだろう?」と疑問をもつさくらぐみさん。すると、「殻は軽いからだと思う!」と物知りSくんが教えてくれました✨

 

「もみすり中・・・」

 

「こちらがもみすり後の玄米です」

 

最後は、玄米を瓶に入れ、箸でつき、精米をしていきます。この作業もまた、かなり時間がかかり、1日3時間やってもお店にあるお米のように真っ白にはならないそうです。しかし、自分たちで精米したお米を食べたいさくらぐみさん♡空いた時間なども使って、ひたすら玄米をついていました✨すると、瓶の側面に白い粉が!!これが米ぬかです。白い粉が目に見えてくると、「やっと、粉が出てきた」とさくらぐみさんも大喜び!最後はふるいにかけて、ぬかを落とし終了となります!

 

「米ぬか出てくるかな〜?」

 

思った以上に時間と体力を使うこの作業。しかし、お友達と交代したり、「私も手伝うよ!」「ありがとう〜!」と協力し合いながら行っていました!何度も行うにつれ、手際も良くなり、もみすりも殻を吹き飛ばすのも、職人さんのように上手になっていました♡(笑)

「みんなが毎日お米を食べれるのは、誰かがこの仕事をしてくれてるからだよ」と伝えると、「ありがた〜い❤️」と声を揃えて言っていました♡かと思いきや、「いや、多分機械でやってるんじゃない?」「確かに!機械があったらたくさん白いお米出来るしね!」という会話が聞こえてきて、思わず爆笑の担任でした(笑)

デイキャンプで、お米の炊き方も身につけたさくらぐみさん。自分たちで精米したお米も炊いて食べよう!と張り切っています♡

 

荒木愛絵