「指人形遊び」
最近、すみれさんたちの間で指人形遊びが盛り上がっています。
それぞれに好きな人形を指にはめるお友だち。
「いぬ・さる・きじだぞ〜!」
「鬼と桃太郎で〜す♪」
キャラクターが決まると、『桃太郎』が始まりました。
「桃太郎は鬼退治に行きました。」とAさんのナレーションで話が進んでいきます。「いぬ、さる。鬼をやっつけなさい!」とAさんが号令をかけると、Tくんが「待て〜!おしりにかみつくぞ〜!」といぬとさるを動かします。「逃げても私がいるわよ!」と、きじを従えるAさん。鬼のRくんは、タジタジ。
「鬼をやっつけてやる!」
台本も担任の手助けもなく、話が展開していく様子にびっくり。『桃太郎』の内容をしっかり理解できている証拠でしょうね。
指人形は「桃太郎」以外にも「浦島太郎」「赤ずきん」「さるかに合戦」「白雪姫」「3匹のこぶた」などのキャラクターが揃っています。他のテーブルではMさん・Tさん・Aさん・Sさんの4人で指人形を突き合わせ何やらお話ししていました。キャラクターはバラバラ。カメ役のMさんが「おばあさん、わたしの背中にのって下さい。」とセリフを言っています。こちらはオリジナルのストーリーが進んでいましたよ。
「ねえねえ、どんなお話にする?」
フェスティバルの後、動物役になって劇遊びを楽しんできました。その活動を通して「役を演じる」面白さに気づいたのかもしれません。耳を傾けていましたが、やはりストーリーに一貫性はありませんでした(笑)。でもそこが3歳児らしくて面白かったですよ。いろんなキャラクターを演じることで、「感性と表現力」はグーンと豊かになるかもしれませんね。しばらく指人形ブームは続くと思われます。面白いエピソードがありましたら、またご紹介しますね♪
林 信彦