白川保育園の実践ブログblog

「竹馬チャレンジ」  5歳児さくらぐみ

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「竹馬チャレンジ」

 

 新年度がスタートしました。初日のサークルタイムでは「お互いのことを知ろう」というねらいで、担任と子どもたちが自己紹介をしました。その際、名前とともに「さくらぐみで何をやりたいか?」を一言ずつ発表していきました。「動物園に行きたい!」「ゲームがやりたい!」という意見もあれば、「太鼓がやりたい!」「竹馬に乗りたい!」と発言するお友だちもいました。おそらく例年さくらぐみで取り組んでいる様子を見ていたからでしょうね。

 翌日、早速竹馬にチャレンジすることにしました。今回のねらいは「裸足になって竹馬の上に立つ」ことです。

「立てたよ!」

 

壁を背に立つことはすぐにクリアできました。それだけでは満足できないさくらさん。「歩いてみたいから、竹馬を持ってよ!」と担任に懇願。支えられながらおそるおそる一歩を踏み出していました。1人を支えると「ボクも!」「わたしも!」の大合唱(笑)。そこで平均台を設置して、順番を待つ間の片足歩き練習コースを作りました。

「ちょっと怖いなぁ・・・。」

 

 高い竹馬に躊躇する姿が見られたので、全員の竹馬を低くしていたのですが、平均台の高さと合わず歩きにくそうでした。そこでさらに低い台を用意しました。

「これなら歩けるよ!」

 

 平均台よりも低く、幅も広くなったので、安心して取り組めるようになったみたいです。

 しかし、やはり両足で歩きたいという思いは強く、「早くわたしの竹馬を支えてよ!」とお願いするお友だちばかりでした(笑)。

 Kくんを支えている時に(ん?そろそろ歩けるかも?)と手応えを感じた担任。「片手を離すよ。」と伝え、右手を離してみました。すると、片方のみ支えられながら歩くことができました。

「歩けるよ!」

 

 それを見たIさんとKさんの闘志に火が付きました。「わたしも片手を離して!」とお願いすると、踏ん張りながら片足歩き。こちらもあと少しで自立歩行できそうな感じです。

 

 竹馬の良いところはたくさんあります。腕と脚の動きを連動させることや足の指を使うことは脳にも刺激を与えます。裸足になることは「アーシング」と言って電磁波などのデトックス作用もあります。何よりも「いつか歩けるようになりたい!」と明確な目標を持てます。そして歩くことが最終目標ではありません。「走りたい!」「後ろに歩きたい!」「スキップしたい!」「もっと高くしたい!」などの欲が出てきます。それを1つ1つクリアしていくことで自信につながります。

 「また明日もやりたい!」とはりきっているさくらさんたち。夏場は暑くて練習どころではありませんので、涼しい今の時期に、そして意欲がある今のうちに、どんどんチャレンジしていきたいと思います。

 

林 信彦