「Kさんのリクエスト Day」
毎月ある誕生会とは別に、「誕生日当日に誕生者をお祝いし、誕生者のやりたい遊びをみんなで楽しむ」のが「リクエスト Day」です。
さくらぐみで初めての主役はKさんでした。自己紹介をした後、お友だちからの質問に答えていきます。質問を考えることで「思考力」、質問のやりとりをすることで「言葉による伝え合いの力」が育まれます。
前日に「やりたい遊びを考えておいてね。」と伝えると、「鬼ごっこがいいな〜。」と言っていたKさん。当日はあいにくの雨。「フルーツバスケットをしよう!」とKさんが機転をきかせるとお友だちも大喜び。
早速フルーツバスケットが始まりました。
「名前に『ま』が付いている人〜!」
「ポケモンが好きな人!」「サッカーを習っている人!」「洋服に恐竜の絵がついている人!」など、お題を出していく鬼役のお友だち。思い浮かばない時は「フルーツバスケット!」の一言でみんなが動きます。途中で「ちょっとトイレに行ってくる!」と抜けるお友だちもいます。戻ってくるのを待つ間は別の遊びを楽しみます。
「お〜ちた、落ちた!」「な〜にが落ちた?」「かみなり!」
自分の一言でお友だちが動くのが面白いのか、そのうちにあえて鬼になろうとするお友だちがでてきます。そうなると、遊びのスリルとスピードが半減します。「リクエスト遊び」の終わりを決めるのは誕生者です。Kさん
が「もうやめよう!」と言ったのでフルーツバスケットは終了しました。
リクエスト遊びは基本1つなのですが、時間もたっぷりあったので「他にやりたい遊びはない?」とKさんに訊ねました。「ハンカチ落としをしよう!」ということで、イスを片付け「ハンカチ落としゲーム」を楽しみました。
「だ・れ・に・し・よ・う・か・な?」
「ボクに落として!」
フルーツバスケットの時は靴下をはいていたお友だちもいましたが、ハンカチ落としの前には全員が脱いでいました(笑)。ゲームに賭ける本気度が伝わってきました。フルーツバスケットで失速した分、ハンカチ落としでスリルとスピードを取り戻しましたよ。「ハンカチ落とし、面白かったね!」「またやりたいね!」と、第1回目のリクエスト Dayは大盛り上がりでした。
林 信彦