白川保育園の実践ブログblog

「宝の石発見!」 5歳児さくらぐみ

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「宝の石発見!」

 

  戸外の「化石発掘コーナー」では、化石探しが継続中です。いつものように大きな石をカナヅチで割るお友だち。カナヅチを使用するので、さくらぐみだけで密かに楽しんでいるのですが、最近小さなお友だちが見学に来るようになりました。

「お兄ちゃん、何をしているの?」

 

憧れのお兄さんの真似をしようとカナヅチを触ろうとしますが、「ボクちゃんにはまだ早いよ!」と上手に取り返しているさくらさんたちです(笑)。

 さて、ある日のこと。「すごいの見つけたよ!」と黄色い石を持ってきたRさん。「うわ、すげ〜!」「宝石かな〜?」と盛り上がる男の子たち。早速、カナヅチで叩き始めました。

「何が出るかな?」

 

中には何も入っていませんでしたが、割れたかけらをお友だちと分け合って大事そうにしていました。

「これは私のよ!」

 

実はこれ、黄色いペンキが固まった物です。子どもたちがどう反応するか試すために、石化した物を石置き場に仕込んでおきました。あえて種明かしはしなかったのですが、勘が良いお友だちは「絵の具が固まったヤツじゃない?」と言っていました。それでも「特別な石」という意識は強く、「おうちに持って帰る!」とポケットに入れる子も。宝物のように撫で回していたので(笑)、「持って帰ってもいいよ。」と伝えると、「宝の石ゲットだぜ〜!」と飛び上がっていました。

Rさんは「黄色があったから青や赤い石もあるんじゃない?」と探し始めましたが、そう簡単に見つかるものではありません。しばらくは化石探しよりも宝石探しが盛り上がりそうです。次の仕掛けを考えないといけませんね(笑)。

 

林 信彦