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「小学校対抗ボール取りゲーム」  5歳児さくらぐみ

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「小学校対抗ボール取りゲーム」 

 

  先日、Sくんのリクエストdayを楽しみました。野球やサッカーなどボールを使う遊びが大好きなSくん。リクエスト遊びは「ボール取りゲーム」ということでしたので、お友だちも大喜び。早速チーム決めが始まりました。 「自分が好きなお友だちを選ぶのはやめにしない?」と提案するKさん。なぜなら前回のボール取りゲームでは誕生者のAくんがサッカー仲間ばかり選んだので、「10vs0」という結果でした。 運動が得意なお友だちばかり集めるのは不公平ではないかという意見でした。「男と女にわかれる?」とRくんが言うと「それだと一緒でしょ!」と女の子全員が却下。「10点ゲームをした時、大津小と南小にわかれたじゃない?それはどう?」とMさん。「それがいい!」とみんなが賛同したので、小学校別にチームを作ることになりました。

「大津小チームで〜す♪」 

 

「大津南・北・室小連合チームだよ!」 

 

  最近は得点板を用意するなど、ゲームも本格的になってきています。得点をめくる係も点数が入るたびに交代でつとめていますよ。 

「追いついたぞ!」 

 

 今回は前回とは違い目まぐるしい攻防戦でした。そのためなかなか点が入りません。「先に1人ずつつかまえて相手の人数を減らそう。」「ボクがおとりになるから、そのスキにボールをとって!」「わざとつかまるから、ボクにタッチしに来て。その方がボールを取れるかも?」といろんな作戦を立てる姿が見られました。 

 「今がチャンスよ!」

 

 「ボール取りゲーム」は「陣取り合戦」の要素を含んでいますので、体力だけではなく知力も要します。遊びを重ねるたびに、お互いの戦略が高度化していますので、1点を取った時の喜びも大きいみたいです。 

「やった〜!取ったぞ!」  

 

 今回は南・北・室小連合チームの勝利でした。「もう1回このチームでやりたい!」と南チームのEくん。負けた大津小チームのメンバーも「いいよ。やろう、やろう!」とリベンジに燃えています。以前なら、負けたチームは「チームを変えたい。」と訴えていましたので、精神的なたくましさが育ってきたことを嬉しく思いました。今後の展開が楽しみです♪

 

 林 信彦