白川幼稚園の実践ブログblog

「メディアと目の関係」保健 岩谷

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 今月のおたよりにも記載しましたが、その続きで、メディアを見る事での目への影響を考えていきます。
 乳幼児や小学生からの近視は、私たちが子どもの頃と比べて格段に増加していますよね。長時間近い距離でスマホ画面を見る事で、近視の進行や顔の中心側に寄り目になる「スマホ内斜視」というワードまで出てきています。
どのような疾患もですが、早期発見がとても大切です!

以下の点に注意して、お子さんの目の異常について観察してみて下さい。

・視点が合わない
・目つきがおかしい
・まぶしがる
・片目を隠すと嫌がる
・片目をつぶる
・眼が白い
・眼が充血している
眼が極端に小さい

 目の疾患は治療しても視力障害が残るケースもありますが、早期に治療するだけでその子の持つ「見る力」の伸びしろを少しでも伸ばす事ができます。なるべく早く治したいものですね(*^^*)

目の健康を守るために、気をつけたいこと

・明るい部屋で過ごす
・正しい姿勢や距離で物を見る
・外遊びをする(1日2時間程度、曇りの日であっても太陽の光を浴びることで、近視抑制効果があります)
・スマホは極力見ないように、見ても30分まで
・偏りなく栄養をとる

 先週からますますら寒さが厳しくなっていますね。外に連れ出すだけでメディアとの時間は極端に減らせますが、なかなか…足取りが重くなります💦しかし、園の子ども達は冷たい風の中でも駆け回っています‼︎普段からお外で遊んでいると、冬の寒さもへっちゃらなのでしょうね♡

 メディアから離すには、大人が積極的に遊ぶ環境を作ってあげなければなりません。
年齢によって興味のある事や遊びは異なりますが、園に通われていると、ラッキーなことに、身近に保育のプロの先生がいらっしゃいます♬お子さんと、どのように遊んだらいいのか迷われた時には、保育士さんにご相談されるのが1番だと思います!また、園のブログも、関わり方などとても参考になりますよ!今の子どもたちが夢中になっていることを、沢山見つけることができます♡私も参考にして、家でも実践してみたり、子どもたちと楽しんでいます♡

 育児はひとりでは苦しくなってくるかと思います。相談できる方にSOSを出して、一緒に育児してくれる方と一緒にされて下さい。親の心に余裕がないとやっていけませんし、繊細な子どもたちは、そんな親の心情を敏感に感じ取っています。それでもひとりで育児をする時間は、多いと思います。切羽詰まった時、疲れた時は、メディアに頼っていいかと思います。その時に時間を決める、テレビを見た後は一緒の時間を過ごすなど、臨機応変にされて少しでも心に余裕のある育児をしていきたいですね(*^-^*)

 また大事なのは親も一旦スマホを置いて、子ども達の目を見ることです。何が見えているのか、どのような思いなのか、子どもは分かりやすく目や表情に出ます。親がスマホとの距離を置く時間も必要です。小さなことですが、私は子どもと遊ぶ時はスマホを触らないと、自分の中でルールを決めています。子どもにルールを守らせる事も大切ですが、まずは何事も大人がお手本を見せ、大人もルールを守ることが、子どもに理解してもらえる為の一番の近道ではないでしょうか。

家のメディア全てを消して、家に静かな時間を…♡

絵本もかなりおすすめです📚♡

 

もも組さん、給食前の絵本の時間*
ページをめくって、みんなそれぞれ好きな本に集中しています…♡

 

 

こちらは、料理本!
お腹空いてきたね〜♡

 

みんなが大好きな乗り物の絵本を持っているKくん。他のお友達もその絵本を気付き、わらわらと集まってきました。…取り合いになるかな?と思ってみていると、なんと、Kくんがお友達みんなに見えるように、絵本を広げていました!集まったお友達も、しっかり見ることができていたので、特に取り合いになることも無く、どの電車が好きかで盛り上がっていましたよ✨1人の世界から、お友だちと楽しむことへ広がっていき、子ども達のこころの成長に、驚かされました☺️

ひとりでゆっくり見ることも。
この時間も、とても大切です(*^^*)