「遊びの中で広がるお友だちの輪♡」
4歳児 ひまわり組 ぞうGr 秋田
子どもたちは遊びの天才!だと思うほど、毎日園庭の色々な場所で、様々なおもちゃや道具を使って、遊びを楽しんでいる子どもたち♡
そんな子どもたちだけの遊びの世界には、可愛らしいやりとりや、面白い姿が沢山あります♡
ある日の戸外遊びの時間、普段あまり一緒に遊んでいる姿を見かけなかったY君とH君が、それぞれに、園庭に落ちている貝殻拾いをして遊んでいました。すると、それまで黙々と貝殻を拾っていたH君が、Y君も貝殻を拾っていることに気づき、「ほら見て、こんなに見つけた♪」と話しかけました。すると、Y君も「うわ、すごいじゃん!Yもいっぱいだもん!」と、お互いに手のひらいっぱいの貝殻を見せ合います。すぐにY君から離れ、少し離れた所で2人の様子を見ていた担任の所へ走ってくるH君。そして、「先生、袋2つ頂戴!」と、ビニール袋を2つもらい、Y君の所へ走って戻ると、「はい、袋!一緒に貝殻拾いしよっか♡」と、その後は、2人仲良く貝殻拾いを楽しんでいました♪
H君のお迎えが来ても、「まだ遊ぶでしょ〜♡」と、寂しそうなY君。貝殻拾いという共通の遊びを通して、Y君とH君の関係が、より深まったひと時でした♡
またある日の戸外遊びでは、園舎の壁沿いをじーっと眺めているT君に「何してるの〜?」と、話しかけるK君。「ここにダンゴムシがめっちゃ沢山いる!」というT君の言葉に、今度は2人で壁に張り付くようにしてダンゴムシ探しが始まります。そこへ、「何してるの〜?」と、また1人増え、2人増え…、みんなでダンゴムシ探しが始まりました。見つけダンゴムシは、全てひとつバケツへ入れ、T君から始まったダンゴムシ探しでしたが、最後には、沢山のお友だちが集まり、「ダンゴムシ見つけ隊」と、ダンゴムシが逃げないように「ダンゴムシ見張り隊」に分かれて楽しんでいました♡
また、先日は、すみれ組とお友だちとお散歩に行き、「自分たちの方がお兄さんお姉さんだから!」と張り切るぞうGrのお友だち♪
すみれ組のお友だちの手をしっかり握り、「前見て歩くよ!」「階段はおてて離そうね!」「水筒の持ち方大丈夫?」「手をひとつ通してね!」と、まるで小さな先生かのように優しく声をかけたり、「あなたお名前なんていうの?」と、すみれ組のお友だちのお名前を聞き、自己紹介までしているお友だちもいました(笑)
お散歩先の広場でも、「バッタが欲しい?捕まえてあげよっか?」と、すみれ組のお友だちにもバッタやてんとう虫を捕まえてあげる優しい姿が沢山見られました♡
保育者が楽しい遊びや物的環境を準備することも、もちろん大切なことですが、開放的な戸外で、そして安心安全な環境さえあれば、子どもたちは自分たちで楽しいことを見つけて、お友だちと関わり、無限大に遊びを繰り広げていくんだなと日々子どもたちの姿を見ながら感じています♡