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《抱っこされることは、心地よい》~ 園長:高山智恵美

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《抱っこされることは、心地よい》~ 園長:高山智恵美

 

「抱っこして・・・!」と言ってきたAちゃんを抱っこして、泥だんごをつくっている友達を見ていると、「さら粉」がどこにあるか?という話になりました。するとAちゃんが「知っとる!!」と言いながら、私の腕から離れ、泥団子を作り、みんなとストライダーの小屋にさら粉をつけに行きました。

 

 

また、ある日「おんぶして・・・!」と言っていたBちゃんを、おんぶしていました。

「いっぱいしたから、おしまいね!」「いやだ!まだいっぱいして」というような会話をしていた時、近くにいた友達が「あっ・・!バッタがおった!」と叫ぶと、スルスル~と私の背中から降り、バッタ捕まえに気持ちが切り替わりました。

 

「抱っこ」や「おんぶ」で時々充電すると、体だけでなく、心も受け止めてもらい元気になって、友達のいる居場所へと戻っていきます

 

 だから、みんなで、子ども達が必要とする時には、これからも、いっぱい抱っこをしたいと思います。だってやっぱり、不思議と抱っこを卒業していきます。 

 

「抱っこされることは…」という詩をおたのしみ会の時に保護者の方にお伝えしています。それを最後にお届けします。

抱っこされることは、心地よい」

   抱っこされるとき、自分の事を、ちゃんと見てくれていると思う。

   抱っこされるとき、自分の事を、守ってくれると思う。

   抱っこされるとき、自分を信じてくれると思う。

   だから、抱っこされると、安心して、ほっとして心地よい。

   でも、やっぱり、不思議に、抱っこを卒業していく。