白川幼稚園の実践ブログblog

「こどもの発熱」 保健 岩谷

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 朝夕の冷え込みが厳しくなってきました。冬を迎える準備をしていく季節です。うがい・手洗い、栄養バランスのとれた食事、十分な換気と睡眠で、ウイルスを寄せつけない生活を心がけましょう♪
乳幼児期の発熱はよく経験される症状です。熱が出ている子を見ると、お家の方は「大丈夫かな…」と心配になりますよね。今後本格的な寒さを迎えてきますので、更に発熱症状が出てくるかと思います。

私たちの体は…自然に治すために反応する時、それによって何らかの症状が出ます。それが「熱」「咳」「下痢」などです。今回は熱について詳しく記入していきます(^^♪
熱…体内にウイルスや細菌が侵入してくると、体は戦いを始める。ウイルスや細菌をやっつける為に体を震わして(悪寒)わざと体温を上げる。なので、熱が出るのは、体がウイルスや細菌と戦っている証拠です。
ウイルスや細菌は体温が上がると増殖しにくくなるといわれ、せっかく上がった体温を解熱剤で下げようとするのは体にとってはマイナスな場合があります。(子どもの場合は熱に強く、高い熱でも平気で遊んでいたりしますよね。)
「発熱したらすぐ解熱剤!」は最良とは言えません
体温計の数字だけでなく、子どもたちの様子を見てみてください!

●元気があり、食欲もある熱以外の症状がない
→解熱剤は使用せず、定期的に熱の測定や全身状態を観察する
●機嫌が悪い、遊べない、食事がいつもよりとれない、眠れない、何度も目が覚める、辛そうな様子がある(表情、言葉数)

→解熱剤の使用を検討

≪注意≫
解熱剤を使用してからの登園はされないでください!
解熱剤にて一旦熱はさげられますが、体温の急激な変化で体への負担は大きいです。また、効き目が切れると熱がぶり返します。解熱剤を使用した後は、熱の変化や体調の様子を1日お家で見られて下さい。子どもたちは熱が下がって元気に登園したように見えても、集団の中で体を沢山動かして遊ぶ事で、再度熱も上がり、その事で体にかかる負担や疲労は大きいです。熱がある時には、甘えられるおうちの方とゆっくり過ごされるのがベストだと思います(*^-^*)

☆熱がある時は温める?冷やす?☆
手足が冷たく寒がる時←まだ熱が上がっている途中。暖かくしてあげましょう。
顔がほてって手足もぽかぽかしている←熱が上がりきったサイン。暑がったら布団を薄い物に替えて、過ごしやすくしてあげましょう。

☆熱と同時に、次のような症状が見られる場合は、病院を受診しましょう☆

●脱水症状がある(水分を飲めない・おしっこが少ない)

●下痢や激しいおう吐がある

●唇や爪が紫色になる(チアノーゼ)

●呼吸が荒い

●ひきつけが10分以上続く

感染症が疑われる場合も、病院受診をお願いいたします。

 

=先日のお誕生日会=  

先生たちの劇「大きなお芋」  

 

「うんとこしょ、どっこいしょ!!」

「やっと、お芋はぬけました~!やったああー!」

♪ちゅうりっぷ組さんがじゃんぼりみっきーを披露してくれました♪

 

「たのしかったね♪うふふ」