白川の里の実践ブログblog

「寄り添う事」

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「手のひらいっぱいの花びら」の写真

先日の出来事です。

ご入居者の方が「もうしんどいね」「嫌になっちゃったね」と、気分が落ち込まれているようでした。話を伺う中で、「お気持ち、私も分かりますよ。そう思ってしまう時もありますよね」とお声がけしたところ、その方はほっとしたような表情で「あなたがそう言ってくれてよかった。励ましが欲しいんじゃなくて、この気持ちを分かってほしかった」と仰られました。その言葉を聞いて、はっとした気持ちになりました。

私たちは普段ご入居者に少しでも元気になって頂きたいという思いで接していますが、すぐに励ましの言葉をかけるのではなく、その人の気持ちを受け止め、寄り添って、それを伝えるということの大切さに改めて気付かされ、また、「気持ちを理解してくれる人がいる」ということが、なによりも心の支えになる時があるのだと実感しました。

これからも、このことを忘れずにお一人お一人の気持ちに丁寧に向き合って寄り添える支援を心がけていきたいと思います。

 

西館1丁目 西本