現在、白川の里の玄関は真っ赤な鬼灯が御出迎えしています。
この鬼灯は職員さんが持ってこられたもので、ユニットへもお配りしています。
西館ユニットへ訪れたときの事、ご入居者様が鬼灯を手にされていました。
私がこの時期の風物詩ですね、と言いますと、「小さいときはこれを鳴らして遊んどったとよ。丸い実は食べると美味しかったなあ」とお話しくださいました。
鬼灯で遊んだことはありましたが食べた事はなく、驚いてしまいました。実は甘くて美味しく、販売されていることもあるそうですね。
鬼灯は、一説ではその房を死者の霊を導く提灯に見立てて飾るそうです。
お盆が近づいたこの時期ならではの飾りであり、ご入居者様にとっても馴染み深い果実であると同時に、お盆に帰ってくる故人を迎え入れるための灯りでもあるのだと改めて感じました。
総務課 舛永 奈緒子