白川の里の実践ブログblog

想い

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 先日、勤続10年の表彰をして頂きました。 振り返ると本当にアッという間の10年間でした。

 療養型の病院のケアワーカーとして5年程勤務した後、縁あって白川の里にお世話になる事になりましたが、その当時の私は本当の意味では介護という職業を理解できていなかったと思います。

病院は治療をする場で、その為には抑制をすることもあり、そんな環境が当たり前だと思い入院患者さんのお世話をしていましたが、ここはそうではありませんでした。

1番印象に残っているエピソードは、入職してすぐの頃、食事介助に行った際、施設の食事はなかなか進まないが、好きな「ラーメンだったら食べるから」という事で、インスタントラーメンを食べているご利用者が居られ、「これって病院だったら考えられない、ここは生活の場なんだ」と違いを肌で感じたことでした。

 それからは様々な場面で病院と白川の里との違いを、目の当たりにしていきます。私が介護だと思ってしていたことが、実は作業だったのかも?いう場面も多々あり、それら乗り越えて来て現在に至ります。

 

 介護の世界は日進月歩です。また、4月からは新入職員も入られ、新しい風を呼びこんでもらえる事でしょう。

新しい仲間に白川の里の「ひとりのいのちにみんなでよりそう」という「想い」を伝えていくことで、入居者様の生活が実りあるものであるよう支援していきたいと、考えた1日でした。

 

 

北館2丁目 介護職 岡本