白川の里の実践ブログblog

自分らしく

カテゴリー:白川の里の実践ブログ

 

 

4月から生活相談員を務めさせていただくこととなり、早2ヶ月が経ちました。まだ業務に慣れず、1日があっという間に過ぎてしまいますが・・・そんな1日の終わりに白川の里のブログを読むことが日課となっています。皆さんの投稿を楽しみにしている、一読者です(·∀·)笑。

ブログを通して職員の皆さんの想いやご利用者の方々の様子などを知ることができる良い機会となっています。毎日、ブログを読む中で1人のご利用者のことを綴られたある投稿がとても印象に残っています。その文章の中に登場する方は、私のなかで男性のご利用者のAさんが思い当たります。Aさんはご入居が長いこともあり、ご自分の生活スタイル、ペースで本当に「自分らしく」生活を送っておられたなぁと思います。また、職員に対して何か依頼をされる際、Aさんが信頼できると思う職員の名前を呼び、依頼されていました。私は入職してすぐの頃、どうしたら信頼関係を構築できるのか、受け入れて頂けるのかなど悩んだことを思い出します。

多くの職員の中でも、あるO職員は特別で、何かあると「O君ば呼んではいよ!」とおっしゃっていました。本当に信頼されていたからこそ、身寄りの無いAさんは「自分が死んだら、ここ(白川の里)で葬式ばしてはいよ。頼んだばい」と、最期の願いを託されたのだと思います。

私も、4月から生活相談員となりこの2ヶ月で11名の方との別れと出会いがありました。現在入居されている方々は高齢化・重度化してきています。

数ある施設の中から白川の里を選び入居してくださることに感謝し、お一人おひとりと密に関わりながら、「ひとりのいのちにみんなでよりそう」という理念の下、日々努力していかなければならないと強く感じております。   

ご利用者の想いを汲み取り、最期まで存在意義を感じながら生活を送って頂けるよう、ご家族様と一緒に協力しながらその方の生活を支えていきたいです。

 

 

生活相談員  飯星明日香