白川の里の実践ブログblog

猛暑ニモマケズ&赤紫蘇ジュース

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 思い起こせば、去年の今頃は7月9日から連日35度を超える酷暑の日でしたが

今年は、やっと昨日梅雨明けが発表されました。    

 

さて私は、昨年から毎週末は天草本渡の87歳の父と一緒に過ごしております。

5月初旬、父と畑で黙々と作業し乍ら父が、「夏は、なんば作るかな?」と話しかけてきました。

後日、ホームセンターに父と訪れた際、キュウリ・茄子・ゴーヤ・トマト・スイカ・メロン等の色々な苗が大量に並べられ売られていました。

さてと、どれを植えようかなと悩んでいると・・?

普段は無口で厳格な父から「暑か夏なぁ、毎年お母さんが赤紫蘇ジュースを作とった。又せんばんなぁ・・」

亡き母と過ごした思い出の日常を回想して思わず話したようです。

早速、赤紫蘇の苗を買って帰りました。

その後、植えた赤紫蘇は順調に生育して大きく育ち、早速赤紫蘇ジュース作りです。

畑作業で汗びっしょりの身体を休めて、酸っぱいジュースを飲み乍ら癒していると、テレビでは、今日も又何処かで大雨災害情報が流れています。

長引く梅雨の大雨で「河川の氾濫や、土砂崩れなど被害が続きます。自分で身の安全を守ってください。」気象庁から盛んに呼びかけがあっていると・・

 

父が『僕が熊大生の頃、昭和28年6月白川大水害で学生寮の一階は胸まで浸水してやっと2階に避難したが米食料が全滅、3日間飢えを凌ぎ、本渡から船で爺ちゃんが持って来てくれたおにぎりが一番旨かったことを思い出すなぁ。昔は災害支援体制が整っとらんで、地域の仲間と助け支え合うしかなかったもんなぁ。』と言いました。

 

 父は、思い出の日々を語ることで「災害への備えと危機意識を持つように!」という私への伝言なんだなと感じました。

「この赤紫蘇ジュースは旨かなぁ!」父とジュースを作り飲み乍ら、自ら健康管理を大切にして、これからも皆様方の住み慣れた地域で安心して過ごして頂けるように支えていきたいと思いました。

 

                        居宅支援事業所  春間 久美