今回の話は若い方々には関心ないでしょうが、早くも私は2年後には、世間がいう高齢者の仲間入りをします。
最近は、肩が思うように回らなかったり、なんとなく体力の衰えを感じることが多くなり、「老い」が確実に近づいてきているな・・と思っています。この先70代・80代はどうなっているのかな・・と思えてきました。
そんな中、ある時に「60歳からはやりたい放題」とのタイトル本がありましたので、調べてみると、
高齢者専門の精神科医として30年以上にわたり、高齢者医療の現場に携わってこられた「和田秀樹先生」が書かれた本でした。
「心」、「体」、「環境」が激変する60代が第2の人生を楽しむためのターニングポイントとのこと。
概要は
①栄養をたっぷりとること ②ストレスを避ける ③意欲を持ち続ける ④できないことよりできることに目を向ける
免疫力を下げないためには、よく笑って毎日を楽しく過ごすこと。笑うと副交感神経を刺激して心身がリラックスするだけでなく、がん細胞やウイルスを退治するNK(ナチュラルキラー)細胞が活性化して免疫力が高まる。などなど、、
さらには「頭も身体も若くいよう、元気に歩ける自分でいよう」と意欲を持ち続けることが、とても大切です」とあります。
また和田先生が考案された老いを遅らせる“あかさたな”行動表を推奨されています。
あ 歩く 歩行は心肺機能や筋肉を鍛え、老いを遠ざける
か 噛む 咬筋を動かすことが、脳への刺激に。記憶力もアップ
さ サボる 適当に怠け、疲れをとることも高齢期には大切
た 食べる 栄養状態をよくし、おいしいものを食べることは、脳を活性化する
な 和む うまく気持ちを和ませて、ストレスの解消を
は 話す 人との楽しい会話は、記憶を保つ最高の方法
ま 学ぶ 能力を維持している人ほど長生きという研究結果が
や 役立つ 人の役に立つことで、充実感や次への意欲につながる
ら 楽観的でいる 何事も明るく前向きに考えることが心身に好影響を及ぼす
わ 笑う 「笑う門には福来る」は真実。人と接してよく話し、よく笑おう! 等
この「あかさたな表」は、日々の仕事や生活の中でもとても大切なことだと思いましたので、これを実践していこうと思います。
私もいくつまで生きられるかはわかりませんが、80歳、90歳、年を重ねても「若いですね・・」と言われるよう日々を楽しく生きていけたらなと思っています。
居宅介護支援事業所 介護支援専門員
春間 久美