2023年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中はご利用者・ご家族・地域の皆様をはじめ、関係機関の皆様からの温かいご支援とご協力を賜り、心より御礼を申し上げます。
さて、昨年も新型コロナ感染症に世の中が大きく影響を受けた一年でした。この感染症は2020年の初頭より瞬く間に世界中に広がり、未だに多くの国や地域で猛威を振るっており、経済活動など様々な場面で多くの人々が影響を受けていますが、ご入居者とご家族の皆様におかれましても面会の制限や活動の自粛等でご心労の多かったこととお察しいたします。また、私たち施設の職員にとりましても、勉強会や研修の中止による資格取得機会の延期や仲間内での飲食をはじめ、広範囲の移動を伴う旅行等も自粛せざるを得ない状況があり、心身ともに負担の大きい一年でした。新たな治療薬の開発等の明るい兆しが見える一方で、年末からは第8波の感染拡大に加えて新たにインフルエンザの流行も重なり未だ予断を許さない状況が継続しておりますが、以前のような生活を取り戻すまでには今暫くの時間を要すると思います。つきましては私たちはこれからも感染防止対策の継続と更なる強化に努めることで、これからも安心安全なケアサービスの提供に尚一層尽力してまいります。
ところで、2023年は癸卯(みずのと う)の年で、「癸」と「卯」の組み合わせから、これまでの努力が実を結び、勢いよく成長し飛躍するような年になると言われております。ウィズコロナあるいはアフターコロナの新たな生活様式や変化する福祉ニーズへの対応等、今後も難しい舵取りが求められますが、このような時だからこそ前向きな姿勢で新たな成長へと繋がるような挑戦をするために、職員一丸となって精進してまいります。
末筆ながら、この新たな年がみなさまにとってよき年となりますよう心より祈念し、新年のご挨拶といたします。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和5年 元旦
介護老人福祉施設 白川の里
施設長 満田賢一朗