若草学園の実践ブログblog

福祉職の魅力とは・・・?

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 「大津町の冬は寒いよ」と熊本県に引っ越してきた初日に水道屋さんやガス屋さんに言われ、そんなに寒いのかなぁ…と思った日から1年が経とうとしています。

寒い冬の中、若草の子ども達は、寒い~と言いながらも外で遊んだりして元気に過ごし、雪降ってほしい~オラフ作りたーいとの声も聞かれています⛄

そんな元気な子どもたちとたくさん関わってきて、嬉しいできごとがありました。

夜勤の際に、小学生や未就学児が寝た後に中学生のMさんと話す機会がありました。Mさんは「小さい子達が寝た後は、職員と話す時間があるから好き」とよく言っています。そんなMさんはその日、色々なことに悩み涙を流しながら私のもとへやってきました。Mさんの話を聞くと、毎日我慢していることや早く施設を出たい、とまで言っていました。そこで、しばらく一緒に話しながらクールダウンをしているとMさんは最後に「施設に来たのは辛かったけど、山口さんと出会えてよかった😊ここに来ないと出会えてなかったもんね!私が卒業するまで支えてね。」と笑顔で語ってくれました。私はMさんの言葉が心に刺さり、嬉しくて涙が出そうになっていました。

辛いできごとを乗り越えてポジティブな考えができることは簡単ではないことですし、素直な気持ちを直球に伝えてくれたことに嬉しく思えました。更に出会えてよかったと働き始めて、初めて言われたので、私の思い描いている理想の専門職になれているのかな?とも思えることができました。

人と人との出会いは一期一会、私自身も若草児童学園にご縁があり、若草の子ども達や職員の方に出会えて本当に良かったと思っています。将来、子ども達もMさんも、この人と出会えてよかったと思えるような関わりが、これからもできるように支援していきたいと思います。

福祉の仕事はきついことばかりじゃない!

福祉の仕事の魅力を感じた1日となりました!

今年も子ども達と幸せを感じながら過ごしていきたいと思います。2025年も宜しくお願い致します。

入所部 山口