若草学園の実践ブログblog

「ほめほめ言葉でパワー充電!

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 新年度まであとわずか2か月となりましたね。

ようやく寒波も終わりとニュースで聞き、ホッとしている相談員の穴井です。

世間は、受験シーズンや進級・進学に向けた準備にバタバタ・・・

おとなもこどもたちも緊張や不安など気持ちに少しゆとりがない時期を過ごしている方もいることでしょう。

 私が巡回相談として訪問させて頂いている保育園・幼稚園でも、年長児クラスになると、活動も幼児教育の仕上げの時期となり、学校生活をイメージした活動なども始まっています。こども達の姿にも変化がみられ、ちょっと不安はありつつも自分で取り組む姿や仲間を手伝うなど仲間意識もみられ「1年生になったら100点とりたい」「サッカーと勉強をがんばりたい」「プリントを忘れずにだせるようになりたい」「おともだちと仲良くすごしたい」等、希望に満ち溢れたおはなしを聞かせてくれます。新年度から始まる小学校生活のスタートで、新たな環境に“ドキドキ”しながらも“ワクワク”した気持ちを抱いているようで、その成長を感じ、応援者である相談員としても「がんばれ~!」と拍手し嬉しく思いました。

ただ、時には “できなぁーい” と子どもも不安になり涙する時もあるかと思います。

そんな時には、まずはこどもの気持ちを汲み取り「〇〇だったんだよね」と気持ちやこどもの事情を代弁しつつ寄り添い、「 “一緒にやってみよっか” “○○してみたらどうかな” 」とちょっとした言葉かけやヒントを伝えていただけたら子どもも安心できるかと思います。

それでも難しい時には、8割手伝って、仕上げの2割を子どもに取り組んでもらうスモールステップからはじめ「“できたー!」という経験値を増やしていく事も大切です。

また、ここで大事なのが今回テーマにも挙げた「ほめほめ言葉」。こどもの行動をよく観察し、課題クリアできた “その時” に一緒にできた事を喜び「〇〇ができたねー!ママも〇〇ができてうれしいよ」と大人側の感情も乗せて伝えることで “ちゃんとみてくれている”という事や自分の存在価値を感じとる事ができ、自己肯定感の向上に繋がり、へこんでも立ちあがり乗り越えられる力を育てていくことに繋がります。

“できない”ことへ目がいきがちですが、こどもの“ 好きなこと ” を伸ばす視点で、できない事は苦手意識が強まらないうちに、こどもの事情や工夫について一緒に考えていけるとよいかと思います。

 

最後に、年度末は気忙しいシーズンですが、1日1回は “ ほめほめ言葉 ” や感謝を伝える時間を持ち、明日へのパワーを充電しお互い気持ちよく過ごしたいものですね♪

 

相談支援センターいちばん星

相談支援専門員  穴井 加菜