若草学園の実践ブログ blog

「小さなヒット」

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長男が小学校1年生の夏、「野球をやってみたい」と話してくれたことをきっかけに、少年野球が始まりました。

最初はキャッチボールも上手くできず、練習についていくだけで精一杯。それでも、毎日のように素振りをしたり、キャッチボールの練習をしたり、「たくさんご飯を食べる」「しっかり寝る」といった基本的なことも含めて、コツコツ積み重ねてきました。

土日は朝早くから夕方まで野球。平日も夜遅くまで練習がある日もあり、自由に過ごす時間が少ないこともあります。親としても、「ここまで頑張れるんだな」と感心する日々です。

私自身も、何か支えになれたらと思い、スコアブックの勉強を始めました。野球の知識があっても、少年野球ならではのルールや動きは難しく、先輩ママたちに教えてもらいながら少しずつ学んでいます。

そんな中、2年生になってからの練習試合で、長男が初めてヒットを打つことができました。

スコアブックにも“ヒット”として記録することができ、これまで積み重ねてきた努力が結果として見えた瞬間でした。長男の「当たった!」というびっくりした気持ちと「打てたー」という嬉しそうな表情を見て、「頑張ってきてよかった」という気持ちが伝わってきました。

もちろん、すぐに上達するわけではありません。後から入ってきた子が上手に見えることもあります。それでも、続ける中で少しずつできることが増え、「できた」という経験が自信につながっているように感じます。

この経験は、私が関わっている療育の現場にも通じるものがあると思います。

子どもたちは、一人ひとり成長のペースが違います。すぐに結果が見えることもあれば、なかなか形にならないこともあります。でも、「楽しい、できた」「やってみたい」「もっと頑張りたい」という気持ちが育つことで、子どもたちは自分から挑戦しようとする力を少しずつ伸ばしていきます。

療育でも、“できないことを練習する”だけではなく、“やってみたいと思える気持ち”を大切にしたいと思っています。安心できる環境の中で、小さな成功体験を積み重ねること。その積み重ねが、自信や意欲につながり、「また挑戦してみよう」という力になっていくのだと思います。

息子の野球を通して、子どもの頑張る姿から、私自身も改めて“成長を支えること”の大切さを感じることが出来ました。

 

児童発達支援センターおひさま

通所部 服部 静香