若草学園の実践ブログblog

自分の思いを伝えること

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少しずつ日が暮れる時間が早くなり、過ごしやすい気候となってきましたね!!

9月もあっという間に終わりということで、1年の早さに驚いてしまう今日この頃です。

 

4月から小学生となった1年生も夏休みから学校のリズムへと戻すのに時間がかかるかなと思っていましたが、そんな心配も吹き飛ばすかのように毎日頑張られており、元気におひさまに来てくれています!!

 

学校にお子さんたちをお迎えに行った際には、先生から「〇〇ちゃん、給食を食べること頑張りましたよ!」等嬉しいお話しも聞いています。

 

学校を頑張った後におひさまなので、まずは、“今日も1日学校頑張ったね!”と子どもたちに伝えたあとに、車のなかで、今日の活動(プログラム)のことや、おひさまに着いてからの流れを事前にお話しています。

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いつも元気におひさまに来てくれる1年生のRさん。

学校へお迎えに行くと、先生も一緒に集合場所へ来てくださり、学校での様子や頑張ったことを教えてくださいます。

その日のRさんは元気がなく、挨拶も小さな声で、靴箱へ向かう足取りも重く、手提げバックを引きずりそうになりながら歩かれていました。

表情もボーっとされていたため、まずは「今日も学校頑張ったね!おつかれさま!」とRさんに声をかけました。

すると、『そうなんだよ~、だからわたし、今日活動できないかもしれない』とゆっくり話をしてくれました。

車に乗ってから、活動を含め、流れを説明したうえで、「お話ししてくれてありがとう。きついときは、無理をしなくても大丈夫だよ。」と伝えました。

 

おひさまに着いて、ゆっくりではあるものの、連絡帳の提出や荷物チェックを終えたRさん。ひとつひとつの行動を“頑張っているね”と声をかけるようにしました。

準備を終えると、少し表情に余裕が見えてきたRさん。

事前に活動の参加が難しいかもしれないと聞いていたので、お集まりの時にもう一度参加が出来るのかを聞きました。すると、『がんばってみる。』と。

活動は遊戯室で運動だったのですが、姿勢が崩れそうになりながらも最後まで参加をすることができていました。

活動後も「疲れているのに頑張ったね!」と声をかけると『全然きつくなかったよ!!』と元気に教えてくれたRさんでした。

 

活動に参加することも大切なことではありますが、何よりも大事なことは、自分の気持ちを伝えることだと思います。見学することもお友達の頑張りを見たり、途中から参加することにつながったりします。

“きつい”と言うのはだめなことではないよ、と言ってくれたことを受け止め、“言ってよかった!”という気持ちに変えられるように、日々丁寧なやりとりを行っていきたいと思います☆

 

放課後等デイサービスおひさま 金子