児童発達支援事業では、保育園や幼稚園への送迎をご利用する児童が多くいます。
お迎えに行った場面から療育が始まり、車での過ごし方、駐車場でのルールなどを確認しています。
しかし、子どもたちの行き帰りの様子は、様々な理由で気持ちが左右されます。
例えば、幼稚園や保育園での生活の中でモヤモヤした気持ちになったり、楽しみな気持ちからテンションが高くなったり、したいことがあり、気持ちが先走ったりと…。
そのような気持ちのときに駐車場でのルールを口頭で伝えても忘れてしまったり、それどころではなくなるのが、子どもです。
実際に車から降りると周りを見ずに走り出してしまったり、乗る場所にこだわったり、車内で大きい声でお話してしまったり、落ち着かない気持ちを行動で表現します。
事前に約束していても難しく、誤解を受けてしまいます。
まずは、安心、安全を守るために車を入り口近くで停車し、出来るだけ歩く距離を短くして乗降してもらうことを始めました。
しかし、それは今後の自立や家庭への般化、自己コントロールに繋がらないのでは?療育としてできることはないか?という意見から子どもたちの成長を促しながら子どもたちの安全、安心を守るためには、どうしたらいいのか職員間で話し合いました。
話し合う中で、支援の方向性を合わせるためにお約束をみんなで確認するのはどうか?となりました。
子どもたちにも分かりやすく伝えるために頭文字をとって語呂合わせのようにしようと考え…💭
みんなの思いを文章にし、頭文字をとると始めは、妖怪のような名前になりました(笑)
頭を悩ませている時にある職員が突然、「おりてきたよ!✨️」と一言。
とても素敵な語呂合わせになりました。
すぐに作成し、翌日から子どもたちと帰る前や車内で確認することを続けました。
確認を続けていくこと約2ヶ月…。
今では、車を近くまで移動させずに駐車場まで並んで歩いていく、子どもたち。
本当に素敵でとってもかっこいい子どもたちです✨️
「おひさますき」をみんなの合言葉にし、これからも子どもたちのできたという経験を増やしていきたいと思います🍀
児童発達支援センターおひさま 児童発達支援事業 服部