若草学園の実践ブログblog

木蓮✾

カテゴリー:若草学園の実践ブログ

毎年、木蓮の花が咲き始めると、別れと出会いの季節になったと感じるのですが、今年も同じように別れと出会いがありました。いろんな思いを抱え共に悩み頑張ってきた仲間が去り、新たな希望を胸に、共に頑張ってくれる仲間が入ってきてくれました。

 

私は相談員として、福祉サービスを利用する多くの児童さんと関わっています。この中でも別れと出会いがあり、福祉サービスに繋がる出会いは一本の電話から始まります。

町役場から渡された相談事業所の連絡先に、「療育を受けた方がいいと言われたが何をどうしたらいいのか。」と不安を抱え緊張した声で電話をかけてこられます。出来るだけ明るい声で対応し緊張を和らげる事が出来るよう努めています。この一本の電話が、私たち相談員と初めて出会い繋がるきっかけとなります。

初回面談時、お子さんの障害に対して受容が出来ておらず、固い表情で話す保護者の方がいますが、少しずつ受け入れが出来てくると表情も明るくなっていきます。(ママの笑顔こそ、子育てには欠かせないものですね。)

こうして出会い、月日が流れ福祉サービスを離れていくお子さんもいます。年齢相応な力をつけ地域で生活出来るようになり、相談を終了されていくケースもあります。このような別れは私たち相談員にとって喜ばしい事で、私自身嬉しい気持ちの限りです。

 

これからも、多くの出会いと別れを大切にし、ひとりひとりに寄り添い、“繋ぐ”支援が出来ればと思っています。

 

 

                    相談支援センターいちばん星 山田