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繋がっていく

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若草児童学園、相談支援センターいちばん星、児童発達支援センターおひさまでは、一年を通して大学生、大学院生、専門学生、高校生、中学生さんたちが実習や職場体験、ボランティアで福祉の現場に関わりを持ってくれます。

学生さんの目指す専門職は、保育士、社会福祉士、公認心理師、教師等様々です。私も実習経験がありますが、その日の終わりに先生方と振り返りをして実習日誌を書いて毎日提出をするのは授業とは違う大変さがあると思います。実習日誌には、その日の子どもの姿やスタッフの支援の姿が時系列で記録され自分の実習目標に応じて考察が記入されています。

実習では、福祉の仕事をすること障がいのある子どもに携わる仕事をすることについてじっくり考える貴重な時間になると思います。授業で習ったことと同じだったり、知らない事だったり戸惑いを感じながら実習しているのが分かります。

 福祉の仕事は、人や社会と関りを持ちながら暮らしを支えていく仕事です。その中でも障がい福祉の仕事は、「障がいのある人達ひとり一人の成長や将来に寄与し、社会の中で地域住民と共に安心して暮らし、活躍できる社会づくりに貢献していく仕事」といわれます。共生社会の実現に向けた時代の最先端に位置づく仕事であり、地域社会に貢献できるという点からもやりがいのある仕事であるといえます。障がいのある人の将来だけでなく、地域のまちづくりという広い視点を持った仕事でもあります。辞書によると「福祉」とは幸福を意味する言葉であり、生命の繁栄を表す言葉である一方で生命の危機から救うことを意味する言葉とされています。福祉の仕事をするということは、私たちの誰もが持つ幸せでありたいと願う大切でかけがえのない権利を支えることになります。

 

実習先に選んでくれた学生さんが将来「福祉」の専門家となり、「福祉サービス」の担い手として福祉の現場を選んでくれることを期待しています。そうして私たちの仕事も繋がっていくことで社会福祉が豊かになっていくのだと思います。

福祉の仕事は「人や社会の役に立つ仕事」「働きがいのある仕事」という思いを繋いでいけるよう丁寧に日々の支援に携わっていきたいと思います。

児童発達支援センターおひさま 放課後等デイサービスおひさまぷらす 吉田広子