先週、福祉職員の為の生涯研修に参加させて頂きました。
支援者としてのこれまでの自身の振り返りと、これから自身がどう在りたいか、子ども達やチームの為に担うべき自身の役割とは?等と、改めて考え直す事が出来た貴重な機会となりました。
研修の中で、ある高齢者施設ご利用者の「つぶやき」というテーマの内容を紹介されました。
施設に入所されている利用者の思いに溢れた内容でした。
「ここの暮らしを始めて随分経ちました。1日がとても長く感じます。
活動で作った作品を壁に貼られるのは本当は恥ずかしい。だって下手くそだから。それよりもお花を生けてみたい。
着替えは沢山持ってきたのだけれど、着替える事はあまりありません。ご飯を食べる時にはお着替えをしたい。だって皆さんの前に出るのだから。
テレビの音は聞こえるけれど、私の席からは何も見えません。
好きだったお料理もまたしてみたい。
一度でいいから一人でゆっくりお風呂に入ってみたい。」
等といった内容のものでした。
利用者の立場になって考えること、子ども達の思いに寄り添うこと、スケジュールやプログラム優位の支援になってないか?、おひさまで大切にしている「意思決定」について再確認する事になった時間となりました。
私達職員は、子ども達の思いを受け入れ発信していく為のお手伝いをしながらも、子ども達が将来的に集団や社会の中で生きていく力をつけていく為の支援を行う使命も担っています。
これからも、子ども達の成長の為に自身のスキルアップや自己研鑽に努めながらより良い支援が出来るように努力していきたいと思っています✨️
児童発達支援センターおひさま 田代(吏)