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『あなたの強みは何ですか?』

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先日、「児童発達支援センターのありたい姿を考える」というテーマの研修に参加させて頂きました。その研修の中で「自分の強みを書き出してみてください」というものがありました。

正直、その時の私は「自分の強みってなんだろう?」、「強みと言えるものってあるかな?」とパッと出てくるものがなく、しばらく考えこんでしまいました。

この「強み」の中には自分自身の性格や特徴、能力やスキル、経験のみではなく、自身が所属している組織やチーム、関係している組織や人なども含まれます。

みなさんは、どのくらい「自分の強み」を思い浮かべることができますか?

もしかすると、「謙虚」という言葉があるくらいなので、なかなか「私はこれが得意です!」とか「このことについては誰にも負けません!」と胸を張って言える人は、そう多くはないのかもしれません。

 

今回の研修では『強みは自分が「普通」や「当たり前」と思っていることの中にある』 というお話があり、ハッとさせられました。「自分ができていること」や「毎日、当然のようにやっていること」の中にもたくさんの「強み」があることに気づきました。例えば、「出勤したときに、明るく元気に挨拶ができる」ということも強みでしょうし、職場には「困ったときに助け合える仲間がいる」ということも強みだと思います。「健康で毎日3食食べて仕事ができている」ということも強みですよね!

そう考えてみると・・・日々、携わっているお子さんや一緒に働いている仲間に対して、「私は本当に強みを強みとして捉えることができているのだろうか?」と疑問が湧いてきました。

「自分ができていることは、みんなも同じようにできるだろう」とか、「だいたいこの年齢だったらこのくらいはできるだろう」などと「できていることが当然だ」という見方をしていることも正直あるなぁと反省しました。

人は基本的には自分の基準や考え方、価値観で物事を見てしまいます。しかし、相手の立場に立つと同じものを見ていても、見え方が違って当然です。そこを理解した上で、「自分の置かれている立場と相手の立場を俯瞰的に見る」ということの大切さに気付かせていただきました。

 

立場が違えば見え方も異なるので、相手と意見や考えが対立することも出てきます。しかしこの対立には意味があり、「対立は合意へのプロセス」です。もし、合意に至らなかったとしても、それは失敗ではなく、お互いの違いが明確になり、次への一歩へと繋がっていきます。

 

我々、支援者もそれぞれが強みを持っていて、いろんな物の見え方があり、そこで意見を出し合って対話をすることで、チーム力が高まり、質の高い支援ができていくのだと思います。

そして、ひとりひとりのお子さんの強みを見出し、その力を活かして、社会の中で安心して生活ができるよう、今後もお子さんたちの成長に携わっていきたいと思います。

おひさまを利用されているお子さんだけでなく、その家族や関わる人々、一緒に働いている仲間もみんな、強みも弱みも全部ひっくるめた個性を受け止められる、そんなあたたかい場所でありたいと思っています✨

 

児童発達支援センターおひさま 言語聴覚士 佐藤朱加