あかつきの実践ブログblog

「今どきの精神論の更新を!」中村🍀

カテゴリー:あかつきの実践ブログ

8/5~/6、息子のテニスの試合の引率の時の出来事。別高校のコーチがゲーム中のダメ出しを試合後炎天下で長々と子供たちにしていました。それを我が子なんでしょう...お母さんらしき方々が数人で遠方からスマホで動画を撮っているところに遭遇し、「撮っとこ・撮っとこ!あの先生何するかわからんよ。自分ばっかり傘さしてから💢」。横で聞いていて”お母さん方怖っ”と思いましたが、日頃からよっぽどなんだという事がうかがえます。せめて傘の下に入れてあげるとかあればなと思いました。結局暴力的なことはありませんでしたが、ひどい罵声は聞こえてきました。厳しい先生はいまだにいますし、衝動的に動いてしまって失敗する先生もいます。あの炎天下で長々説教したって、子供たちには響かないのになぁ。今も昔も指導者の質は問われるばかりです。

このようなことは私たち時代だったら当たり前の風景です。逆に動画を撮っている風景は昔ではなかった。でもやっぱりこの私でさえ思います。諸々時代が違うのだと。

私は”水を飲むな世代”。目上の人たちに厳しく理不尽に言われてきました。指導者に恵まれていた私でさえ昔は今のそんなもんじゃなかったと思います。とは言え、それが当たり前だったせいか、自分で自分に厳しくできるようになり、私の場合は剣道ですが、夏の暑い時期は道着を2枚重ねに着て暑さに耐える精神力や、竹刀の手元に鉄筋を仕込んだり、足首にウェイトを巻いて体に負荷をかけることで、跳躍力や腕力・握力が人並み以上につきました。強くなりたいという個人の努力です。息子にはあーだこーだとは言わず、うまくなりたい・強くなりたいなら、人と違うことをして練習に工夫をするといいぞとはアドバイスしています。(ただ昔の人間なので、部活オフの日に完全に休んでいる息子に、「オフの日でも家でラケット振ってる奴はいるやろうな」みたいな面倒くさいことは言ってしまいます)

テニス部とのコミュニケーションも含め、顧問の先生とわざわざ話もしています。”休憩は取らせていますか?”とか”家庭では息子が部活の話を良くしてくれます”など言いながら、私という父兄が存在していることをアピールしています。息子曰く、「たまには練習も見学に来てよ。部内ではお前の父さんが見に来ているときは先生おとなしい気がするって皆言ってる。皆もビビってるけどね」と。単純に見た目の問題もありますが...、効果は出ているようです。

現代では根性論は通用しません。”あなたの精神論での成功体験は私にとっては無意味です”など、こういうことを振りかざしたり押し付けたりはできません。”俺だったら・私だったらこうするのに、なんであの人はしないんだろう?・何でお前は出来ないんだ!”と考え込んだり言っちゃう人がいますが、意味のない時間です。考え方や言い方をスリムにしないとダメなんです。確かに”弱っちいこと言ってんじゃねえよ”とか思うことも多々ありますが、自分よりも弱いってだけです。諸々自分中心では世の中回ってはいません。こういう人達とともに仕事や一般生活を営まなくてはならないわけですから、自分を曲げずとも、考え方は更新していかなければなりません。

根性論の中で出てくる言葉に”die-hard-spirit”やnever-give-up-spirit”いかにも精神主義な英語が出てきました。確かにあきらめない気持ちだとか負けない心は大事ですが、こうやって英語表記すると、”いやいやそこまではいいわ”って思っちゃいます。精神論では”willpower”という言葉が出てきました。そのまま読めば”意志の力”。いい感じなんですが、これも”気力・根性”と訳されます。どちらにしても個々の気持ちの問題でしか解決できそうにありません。

根性論を含む精神論は今や廃れかかっています。欧米では日本的な精神論は意味が分からないと言われているそうです。むき出しな習慣はもう時代錯誤かもしれません。努力や諦めないことは大切ですが、そういう精神論を他者に説くことはやめていった方がいいのだと、つくづく思う今日この頃です。

あかつき・施設長 中村猛🍀

今夏エネルギー高騰を受け、施設の屋上にある動力エアコンの室外

機に、遮光マットをかぶせました。(既製品はありません)

何か工夫してエアコンのカロリーを減らせば、電気代も冷房の効き

も変わるかな...と。

一日中日向🌞で熱々しているこの10台に、日よけを載せてあげました。

作業中(約1時間)、ペットボトル2本飲み干しちゃいまして...

宿直明けでヤバかったです。フラフラしました。