私が入職した時からの知人で、別の軽費老人ホームで働いていた9歳上の先輩Mさんがいらっしゃいます。今Mさんは、法人内の児童施設の施設長をされています。とても面白い方で面倒見も良く、研修があればすぐ近づいてきて近況を聞かれ、“頑張れよ!”といつも言っていただいていました。20年ぐらい前に心筋梗塞で倒れられ(肥満が大きな原因でしたが)、“40代で死ぬところだった”とお見舞いの時おっしゃっていました。その後も大きく痩せられることもないものですから、お会いするたびに病気の心配をしますが、“大丈夫!大丈夫!”と言われていました。
この10月中旬、軽費老人ホームの職員研修があり、現在のMさんの所の軽費の副施設長が来られ私の所へ来て、「M君がまた倒れたんよ!」と。福岡の知人の結婚式で乾杯の役をしている途中で倒れられたらしく、居合わせた救急救命士の方に蘇生してもらい、福岡の病院のICUに入ってるとのことでした。AEDも使ったとのことです。最近は動悸もあったりして管理職から降ろしてほしいと法人理事長に言っていたということも知り、60歳を超えられて気持ちも弱ってきていた矢先のことだったようです。人前で物怖じなく面白おかしく上手にお話されるMさんが、らしくないことを最近言われていたことを知り、それもショックで、人格的にも目指すところの方だったですし、このブログを書いている今も現状のMさんは、福岡で入院されたままという事で心配でなりません。
同様にまた別の法人で私とは30年来の知人Kさんに,Mさんのことを報告しました。KさんとMさんは40年近いお付き合いなので、Mさんのひとつ上になるKさんも大変心配されていました。お互いに大学を卒業されてこの福祉業界に就職した仲間という感じで、私が就職したころは、10歳上の面倒見の良い、いつも楽しそうに仕事をしているヤンチャなお兄さんたち。昔のああいう感じは今では見ることもほぼなくなってしまいました。私以外は、軽費老人ホームの仕事から離れていますので、研修などではお会いできません。わざわざでないとお会いできないご両人です。
Mさんの件をKさんにご連絡差し上げたときは、「前んごつ復活するって!大丈夫よM君は。その結婚式も主役の方々は忘れられん結婚式になったと、先で笑い話がきっとできるよ」「俺も体壊して痩せたから今はだいぶよかばってん、中村君も気を付けとかんと、身長がデカいからその体重でよかと思とったらヤバいけんね!3人とも似たようなタイプだし、体力的なこととかも過信せんごつ!!」と私の心配まで...ありがたい。たまたま9月下旬ごろ体調を崩して5日間ほど休みをもらっていた直後だったので、Mさんが倒れたことと、Kさんのアドバイスは効けました。
私も含め、私たち世代から上の皆さんは、ちょくちょく体調を崩したり、病気になられたりなどお話を聞きます。実感もしていますが、少しの体調の変化でも、治癒力が悪くなり、体力が戻ってきません。そんな時に以前はやれていたことがうまくできなかったり、時間がかかったりして、ガッカリしたりなんかして、もう過信をする事なんて、疾うにないわけなんです。だから無理をしなかったり、そもそも大変そうなら手を付けなかったりしてしまって、意欲もなくなり老けていってしまう。
その嫌なゾーンに陥りがちな今日この頃。自覚していますから過信はもう致しません。ただまだ老けたくないですね。意欲を保つモチベ―ション(目的意識)だけは持ち続けなくてはいけませんね。
あかつき・施設長・中村猛🍀
写真は諫早市の白木峰高原のコスモス畑です。この高原から見える日の出とともに、有明海と島原半島、左側に見える熊本の大地のコントラストが圧巻です。1年を通して色々変化する公園で、夕景もきれいです。来秋は息子も部活を卒業しているので、このコスモスと日の出を見るための計画を立てています。