学童保育施設の実践ブログblog

「ふわふわ!フルーツシャーベット!」《なかよしクラブ》

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去年、おやつのために大量に購入し、皆大好きで頻繁におやつに出していた蜜柑。
その蜜柑の一部を保存のために皮をむいて冷凍していたものを、この春先にちょっとした思いつきで凍ったまますりおろしてみました。蜜柑自体がとても甘かったものですから、凍らせてすりおろしたものはさながらかき氷。
「おいしい!もっと食べたい!」
「こういうおやつ夏休みがいいよ!うちらも手伝いたい!」
と、4年生の女の子。夏休みの一日保育なら時間もあるから皆で作れると言うのです。しっかりしてますね。

「じゃあ、夏休みにしようね。」
なんて約束をしましたが、
「早く作ってみたいなー」
と思っていたのは実は指導員でした。
「次はみかんだけじゃなくてほかの果物でも作りたい」
と指導員が話すと、先日のおやつでパイナップルをもりもり食べていいた3年生の男の子、
「僕パイナップルと桃が世界で一番好き」
と目を輝かせます。

そうしてつい先日、夏休みを待たずしてフルーツシャーベット会は行われました!
支度は前日に何人かに声をかけてりんご、蜜柑、パイナップルを切るのを手伝ってもらいました。
集まってくれたのは4年生のお姉さん2人と、少し自信がなさそうな3年生の女の子と、やる気満々1年生の男の子。
「うちりんごの皮むくの得意だけん!家でやったもん!」
と頼もしい4年生。包丁で丸のままのリンゴを一生懸命むいてくれます。じっと見守る下級生2人。
むけたりんごを下級生に
「4等分にできる?」
とお手本を見せると、頷きながらも戸惑いの表情。そこへそっと背後に回って
、「包丁を持つ時はこう、片手はにゃんこ。」
と優しく教えてくれるお姉さん2人。
ついこないだまで逆に上級生にお世話されていたのに…こんなに心も体も大きくなっていたんだなーと、しみじみ思いました。
パイナップル(丸ごと)まで切り終えると、指導員が冷凍庫に入れている間に皆で洗い物や作業した場所の拭き上げまでやってくれていました。
「君らみたいな子どもたちがいたら、おうちの人は助かるだろうなぁ」
なんて口にすると、
「うちではせん。」
とぶっきらぼうな答えが返ってきました(笑)どうもそういうものらしいです。

翌日、キンキンに凍ったフルーツを今度はおろし金ではなくてフードプロセッサーで砕きました。
前日のメンバーとはまた違う、今度は4年生と3年生の男の子、同じく3年生の女の子の3人組。フードプロセッサーにフルーツを押し込んで、凄まじい音がなる度
「これ合ってる?これで合ってるの?」
と絶叫しながら、見事全て削り終えました。
仕上がりはとっっっても滑らかで、甘くて、まるでフルーツソフトのよう♪
子どもたちは学童のおやつでアイスが食べれる!と大興奮です。
「これ家でもできるんじゃ!?」
と興奮気味の子どもたち。
「フードプロセッサーがあればできるね。」
と答えると、給食室から借りたフードプロセッサーを眺めながら
「こんなのないわー」
としょんぼり。
次は夏休みに、食べたいねと話していました♪

「これめっちゃ美味しい!」