学童保育施設の実践ブログblog

また明日も待ってるよ!《南小クラブ》

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学童は、基本、保護者の方にお迎えに来てもらっていますが、南小クラブは校区内なので、保護者の方がOKならば、歩いて帰る事もできます。長期休みの時は、高学年になると、自転車や徒歩で来て、時間になったら帰る子ども達も数人います。そんなある日の放課後保育の事…。Hちゃん、D君のお母さんから、今日は高校生になるお姉さん二人が、学校が休みで自宅にいるので、夕方5時になったら歩いて帰らせてもらってもいいですか?と言われました。ただ、もしかしたら、まだ遊びたいと言って帰らないかもしれないので、その時は連絡してほしいと…。早速、先に学童に帰って来た、D君に話をすると、「えー歩いて帰らなんと。遊びたいのに…」と予想通りの返事が!しかし、その後「やっぱり帰ってもいい!」と言います。そして、今度はお姉ちゃん。(多分、遊びたいと言うだろうな?と思っていたのですが…)多くは語らず「いいよ!」と返事が。という事で、夕方5時になったら歩いて帰ると確認し、その時間まで、いつものように過ごしました。そして、約束の時間…。外で遊んでいた二人に、「5時になるよ!」と声を掛けると、お姉ちゃんは、すぐ部屋へ戻りました。しかし、弟のD君は「えーまだ帰りたくない」とこれまた予想通りの反応が返ってきます。やっぱり、歩いて帰らせるのは無理かな?だからといって、お姉ちゃん1人で歩いて帰らせる訳にもいかないし…と考えていると、D君の方から(大好きなブランコで遊んでいました)「先生、あと100秒したら帰る!」と言ってきました。D君が自分で決めた100秒という時間。「先生も一緒に数えて!」と言うので、私も一緒にブランコに乗り、1  2…と数えながら、宣言通り100になったところで、ブランコから降りました。本当はもっと遊びたかったんじゃないかな?と思いつつ…。でも、自分で決めた事を実行したD君は偉いですよね!

そして、荷物を取りに戻ろうとしたら、お姉ちゃんが持って来てくれ、そのまま裏門へ…。少し心配だったので、裏門から二人の姿が見えなくなるまで見届ける事に!すると、カーブ間際に差し掛かるところで、二人が後ろを振り向き、「バイバイ」と言って、大きく手を振ってくれました。何だか嬉しかったですね。二人の帰る姿を見ながら、「また明日も待ってるからね」と声をかけ無事に自宅に帰りつく事を祈りつつ、その場をあとにしました。