新年度が始まって早1ヵ月。最近高学年のお友達の様子を見ていて感心する出来事がありました。それはある外遊びでの出来事。1年生の男の子が、運動場に座り込み泣いていました。他のお友達が、泣いていることを知らせに来たので、その子の元へ行こうとすると、4・5年生のお姉さん2人が「先生大丈夫!私たちが話を聞いてやるけん。解決してくる。」と言います。なので、ここは2人に任せようと思い、少し離れた場所から様子を見守ることに‥。
どうしたの??
座り込んでいる1年生の側にきて、同じ目線になって話を聞いています。会話は聞こえませんが下を見ながらうつむいている一年生を覗き込むようにして、話を聞こうとする姿はしっかりと見られました。そしておそらく話がまとまったタイミングだと思います。頭をなでなでする姿も見られ、優しいお姉さん達だなぁと思いながら心がホッコリする場面が見られた瞬間でした。その後3人は立ち上がり私の所へ‥。どうやらボールの取り合い(使おうと思って、でも喉が渇いたので水筒を部屋に取りに行くため、木の下に置いて戻ってきたら、他のお友達が使っていたという流れ)でした。2人から、泣いていた理由、使うはずだったボールは相手のお友達に事情を話し返してもらうようにした)と‥。1年生も、いつの間にか笑顔が戻りお姉さんたちにべったりくっついて、結局お姉さん達とブランコで遊ぶ事になり、背中を押してもらいながら楽しそうにしていました。学童でも、毎日何かしらお友達同士での喧嘩やトラブルはあります。でも何かあれば、すぐに大人が中に入るのではなく、こうして高学年の子ども達に任せてみるのもいいのだと改めて痛感した場面でした。これからも、高学年のお兄さんお姉さん達に沢山頼っていきたいなと思いました。頼りにしていますよ! 髙木佐代美