学童保育施設の実践ブログblog

畳の居心地さ(南小クラブ)

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4月のブログでも紹介していますが、南小クラブは3つの空き教室を生活や遊びの場として過ごしています。元々畳のない教室に、今年度は新しくユニット畳を敷きまして、まだまだ畳のいい香りがする中、生活をしています。ある日の事、晴れの日はほとんどの子達が外へ遊びに行きますが、ゆっくり過ごしたいお友達だって必ずいます。この日も数人のお友達が残り、レゴやラキュー、塗り絵などをしながらお迎えを待っていました。すると1年生A君がやってきて「ねぇ先生、テーブル全部どかしていい?」と言います。「いいけど何するの!」と聞くと‥「いいから いいから」と言いながら長テーブルを部屋の端の方に動かしていきます。何かをやりたいから移動させているわけで…。とにかく1人では大変そうだったので、私も手伝うことにしたのですが‥すると同じ1年生AさんとMさんもやってきて「何してるの?」と…。するとA君再び「いいから いいから」と(ニヤニヤしながら)言います。とりあえず2人も手伝ってくれることになり、何が始まるのか分からないまま、長テーブルの移動をやってくれました。そして畳のみの状態に!

スッキリしました!

畳の中央に来たA君。すると「さぁ!寝ましょうかね」と言ってゴロンと寝転がります。「実は、これがしたかったんよ」「みんながいる時は、こんな事できんたい!一回ね広い部屋で寝てみたかったー」と言いながら我が家にいるようにリラックススタイル。なるほど〜と納得の私でした。ちなみに、テーブルの移動を手伝ってくれたAさんとMさんも一緒にゴローン。そうなんです!学童って、こんな生活もありなんです。学校で頑張ってきている分、学童に帰ってきた時ぐらいは我が家にいるみたいにリラックスして過ごしてほしいのです。もちろん、お友達と思いっきり遊ぶことが学童生活の中ではメインかもしれません。でもA君みたいな生活スタイルも大切な時間なんですよね!A君のやりたかったリラックス時間が、しっかり取れてよかったですね!

            髙木佐代美