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「何を読んでるでしょう?」

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「何を読んでるでしょう?」

 

 学校から帰ってくると、先に宿題を終わらせてしまおうとする子が多く、机が足りないと「先生!机だしてください!」と自分から言い始める子もいます✨

 おやつも宿題も終わると、外と部屋に分かれますが、この日は小雨だったこともあり部屋で遊ぶ子が多く、中でも本を読んでいる子が何人かいました。

 

「これが”せ”で…」

 

 本に食いついて何かを言っていたIちゃん。何読んでるの?と聞いてみると「手話のやつー」と返答が。「先生って手話できる?」と聞かれましたが、私は全く分からないため一緒になって本を見て勉強していました笑

 しばらく手話を真似していましたが、その後は別ページにある点字を爪でガリガリしながら「これ痛いんだけーん!」とニヤニヤしながら言っていたIちゃんでした(*^^*)

「な…な…」

 

 この2人はなんと国語辞典を開いて何かを探していました!なんで国語辞典!?と驚きつつ聞くと「なんかあったからー」と特に理由はないようでした…笑

 な行の何かを探しているようでしたが、後から「あっ、これじゃない?」「あったー!」と聞こえてきたので無事に見つかったようで楽しそうにしていました✨

 辞典と聞くと何かを探すために開くイメージですが、開いた後に何があるかを見つけるのも1つの楽しみ方だなと感じる一場面でした!

 

 以前にも、手話の本を見ていたお友だちに「何見てるのー?」と興味を持つ子がおり、その輪の中で手話で”こんにちは”や”おはよう”と見せあっていた事があり、本の僅か1ページであっても子ども自ら興味を持って取り組んでいる様子には思わず凄いなぁと関心してしまいます!虫や動物しかり、子どもたちが興味のあるものにどんどん取り組めるような、ハマり込めるような環境を作っていけるように私も頑張ろうと思い直した1日でした!

 

白川学童 平山ともき