大好きな絵本を読んでいる時のこと。
友達の読んでいる絵本が欲しくなったTくん。
保育者の所へ来て「あの絵本が欲しい」と指をさしてアピールしてきたので
「貸してて言って来てごらん」と話すと「かーしーて」と上手に言うことができました。
すると友だちのI君もスッと貸してくれたのでとても嬉しそうに読み始めたTくん。
少し時間が経って次はI君がまた読みたくなり「かーしーて」とTくんに話しかけると
Tくんは「あーとーねー」(あーとでね)と返事をしたので、
言葉のやり取りができるようになったなぁ」と感じているとIくんがいくら待ってもTくんは絵本を貸してくれず、ついつい無理やり取ってしまいました。
そこで保育者が間に入って交代で読むように話をすると順番で読むことができました。
言葉のやり取りは少しずつできるようになってきましたが、おもちゃの貸し借りなどは思うようにはいきません。
しかし、上手くできなくてもそのような経験を繰り返したり、保育者が仲立ちしてあげたりしてあげることで徐々に成長していけるように関わっていきたいです。
福田大樹